ローブ氏書簡に揺れる7&i、指名委員会が今週初会合へ-関係者

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物言う株主として知られるダニエル・ローブ氏から、経営トップの世襲人事を懸念する書簡を送られたセブン&アイ・ホールディングス。今月新たに設置された「指名・報酬委員会」は今週中に初会合を開く。複数の関係者への取材で明らかになった。

  このうち2人によると、会合は30日に開催の予定。セブン-イレブン・ジャパン社長を務める井阪隆一取締役と同副社長の古屋一樹氏の人事が議論される可能性があるという。議論が公開されていないことを理由に関係者は匿名で明らかにした。

  米ヘッジファンド運営会社サード・ポイントを率いて企業の経営陣にさまざまな要求をしてきたローブ氏は7&iHD取締役会に宛て27日付書簡を送付。HDの鈴木敏文会長兼最高経営責任者(CEO)の子息、康弘氏への世襲計画の一環として、古屋氏がセブン-イレブンの暫定社長になる可能性があるとの懸念を表明していた。ローブ氏は井阪氏がHDのCEOにふさわしいとしている。セブン-イレブンは最新データの今年2月まで43カ月連続で前年同期を上回る既存店売上高を出している。

  7&iHDの広報担当者は、会合についての取材に対しコメントを控えた。

  指名・報酬委員会は3月8日に設置が決まり、同日発表された。取締役会の諮問機関として独立社外取締役の伊藤邦雄一橋大学大学院商学研究科教授を委員長とし、代表取締役などの指名や報酬を審議する。

(第3段落以降を追加します.)
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