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【個別銘柄】浜ゴム下落、権利落ちで証券株安い、ニトリHDは急伸

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29日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  横浜ゴム(5101):前日比4%安の1885円。野村証券は投資判断を「中立」から「ウエート下げ」に、目標株価を1830円から1750円に下げた。オランダのアライアンス・タイヤ・グループ買収により有利子負債が大幅に増え、中期的に株主還元余力が競合他社比で低下したとみる。買収はEV/EBITDAで10倍程度と業界平均を上回り、同社の2017年12月期のEV/EBITDAは5-6倍に上昇すると指摘した。

  証券株:丸三証券(8613)は8.6%安の1116円、藍沢証券(8708)は3.8%安、いちよし証券(8624)は4.9%安など。29日は16年3月期決算企業の配当権利落ち日に当たり、前日までに権利を確保した投資家からの売り圧力が高まった。SMBCフレンド証券投資情報部の松野利彦チーフストラテジストは「証券株は高配当利回り銘柄が多い」と指摘した。

  ニトリホールディングス(9843):6.4%高の1万350円。17年2月期営業利益は前期比8.2%増の790億円の見通し、と28日に発表した。SMBC日興証券は同社予想800億円を下回るが、すでに3月の既存店売上は17.2%と上振れ基調で会社計画の上振れを期待する流れになっていると指摘した。野村証券では、投資判断「買い」を継続し、目標株価を1万2000円から1万2500円に上げた。

  IHI(7013):6.1%高の243円。東京都江東区にある商業施設「ららぽーと豊洲」の一部土地と賃貸用オフィスビル「豊洲フロント」の共有持ち分の一部を譲渡すると28日に発表。16年3月期に合計284億円の特別利益を計上する。JPモルガン証券では、財務基盤の強化が目的と見るが、この資産売却はやや意外で、下方修正が続くボトムラインの利益確保への意識の高まりを感じる内容、と指摘。同証による16年3月期の純損益予想を従来の267億円の赤字から85億円の赤字に修正した。

  三井住友フィナンシャルグループ(8316):2.6%安の3471円。大和証券は目標株価を5300円から4000円に下げた。15年度通期の連結純利益を従来予想の7900億円から会社目標7600億円から下振れの7500億円に減額した。また、16年度の実質業務純益は金利・マーケット環境の悪化から減益の方向性と分析した。割安感は強いが、株価の本格上昇は来期ガイダンス待ちとみる。

  バイテックホールディングス(9957):13%安の945円。16年3月期営業利益予想を従来比20%減の24億円に下方修正した。デバイス事業で円高の影響が出るほか中国向け車載用部品、スマートフォンの減産などが響く。

  アルプス電気(6770):2.6%安の2069円。マッコリー証券は目標株価を3600円から3100円に引き下げた。

  ジーンテクノサイエンス(4584):9.4%高の3030円。ノーリツ鋼機(7744)傘下の合同会社であるLaunchpad12が1株3000円で株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表し、TOB価格にさや寄せする格好になった。同時に、同合同会社を割当先とする20億円の第三者割当増資を実施する、とも発表。調達資金は主要事業バイオ後続品事業での研究開発への追加投資などに充てる。

  太平洋セメント(5233):1.1%安の261円。クレディ・スイス証券は投資判断を「アウトパフォーム」から「中立」に、目標株価を500円から320円に引き下げた。国内セメント事業の限界利益率は他社より高い中で販売数量の伸びが全体平均を下回っているため、低調な内需の影響を大きく受けると指摘。17年3月期営業利益予想を従来の725億円から626億円に下方修正した。

  日本製鋼所(5631):3.1%安の371円。連結子会社で不適切な会計処理があった、と28日に発表した。現時点の調査では、売上原価が累計で約12億円過小に計上されていたと判明。過年度より売上原価を仕掛品などに振り替える費用の繰り延べなどの不適切な会計処理が行われていたという。

  エイベックス・グループ・ホールディングス(7860):4.1%高の1493円。16年3月期営業利益予想を42億円から68億円に上方修正する、と28日に発表した。売上総利益率が改善するほか、映像事業では映像パッケージ作品、音楽事業では利益率の高い作品の販売が好調で、前期比では減益率が52%から22%に縮小する。

  壱番屋(7630):4.1%高の7040円。いちよし経済研究所はフェアバリューを5300円から6100円に上げた。既存店売上高の順調な推移が続くとみるほか、海外展開の進展を評価。16年5月期の連結営業利益予想を48億円から49億5000万円(会社計画45億5000万円)に増額、変則決算となる17年2月期は40億8000万円を見込む。

  ウェザーニューズ(4825):4.8%安の3990円。15年6月-16年2月期営業利益は前年同期比0.4%減の24億8300万円だった、と28日に発表した。野村証券は通期会社計画は据え置かれたが、会社計画は1ドル=120円前提で試算されており、3-5月期以降は為替による売上高、営業利益の押し下げ効果に留意が必要と指摘した。

  ファンコミュニケーションズ(2461):4.7%高の869円。スマートフォン向けアフィリエイトサービス「Moba8.net(モバハチネット)」のサービス開始10年を記念し、コード1行の追加で実装できる「動画広告プラグイン」などサービスツール5点の提供を利用者向けに始めた、と29日午前に発表した。

  日本エンタープライズ(4829):17%高の253円。子会社が会津大学と連携しドローン制御技術「Dronet(ドロネット)」を開発したと発表した。複数のドローンを給電ケーブルで接続することで、ドローン同士の距離を一定に保ち、長時間の空中滞在や計器類駆動が可能になる。同子会社は事業化も手がける予定。 

  As-meエステール(7872):3.7%安の648円。神奈川や静岡などの6店舗を31日で閉店する、と29日午前に発表した。

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