ブラジル株:ボベスパ指数が上昇-政権交代の可能性に期待高まる

28日のブラジル株式市場では、指標のボベスパ指数が世界の主要株価指数で最大の上げとなった。通貨レアルも上昇。ルセフ大統領が最も重要な連立政権パートナーの支持を失って政権交代につながる可能性が高まったとの観測が背景。25日はグッドフライデー(聖金曜日)のため休場だった。

  原油相場が下げたもののブラジル石油公社(ペトロブラス)は上昇。ブラデスコ銀行の上げがボベスパ指数の上昇に最も貢献した。ゴル航空は6.1%高。同社は資本構造や流動性、債務プロファイルの強化方法をめぐり助言を得るためPJTパートナーズを起用したと発表した。

  投資家やアナリストは、ブラジルが過去100年余りで最悪のリセッション(景気後退)から脱却するには政権交代が最も有望な材料になるとの見方を強めており、同国資産は今年に入って上昇している。ミシェル・テメル副大統領を党首とするブラジル民主運動党(PMDB)は29日に会合を開き、連立離脱の是非の判断を下す。同党が離脱を決めれば、ルセフ大統領弾劾の可能性が一段と高まりそうだ。

  証券会社ギジ・インベスチメントスのアナリスト、ラファエル・オーマチ氏は「大統領弾劾をめぐって大いなる期待がある」と指摘するとともに、「政治が引き続きブラジル株の主要な材料になると考えられ、今週も大幅な相場変動が見込まれる」と語った。

  ボベスパ指数は前営業日比2.4%高の50838.23で取引を終えた。ペトロブラスは4カ月ぶり高値を付け、イタウ・ウニバンコ・ホールディングとブラデスコ銀行は2.5%以上の上昇となった。レアルは対ドルで1.4%高の1ドル=3.6273レアルと、ブルームバーグが追跡する主要16通貨で最も大きな上げ。年初来の上昇率は9.3%で世界最大となっている。

原題:Ibovespa Leads Global Gains as Real Climbs on Political Outlook(抜粋)

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