米資産家ウォーレン・バフェット氏の米銀ウェルズ・ファーゴ株保有比率が10%に接近している。10%となれば米連邦準備制度理事会(FRB)の審査を通過する必要が生じる。

  監督当局への提出書類によると、バフェット氏は昨年末時点で約5億600万株(9.9%)を保有。大部分は同氏率いる投資・保険会社バークシャー・ハサウェイの子会社を通じて所有している。保有比率が2009年末時点の6.7%から着実に上昇してきた背景には、バフェット氏による購入やウェルズ・ファーゴによる自社株買いがある。

  投資家は通常、銀行の株式保有比率が10%に届く前にFRBに通知し公表する必要がある。米国内の銀行を誰が支配しているかを追跡・調査するために当局が定める要件の1つで、米国は長年、銀行と非金融機関との関係を制限している。

  ただ、銀行や銀行経営に影響を及ぼさない方針を示すことも可能だ。例えば1990年代にバフェット氏がアメリカン・エキスプレス(アメックス)への出資比率を10%超に高めた際、同氏は議決権の行使で会社側の勧告に従うことに同意。アメックスの委任状勧誘書類によると、バークシャーはFRBに対しても同様の約束を行っていた。

  FRBの広報担当、ダレン・ガーシュ氏とウェルズ・ファーゴのメアリー・エシェット氏はコメントを控えた。バフェット氏にコメントを求めたが返答はない。

原題:Buffett Wells Fargo Stake Nears 10% Level Requiring Fed Approval(抜粋)

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