米上場の中国不動産サイト運営会社、大幅反発-本土の価格が回復基調

  • 楽居はブルームバーグ中国US株式指数の構成銘柄で最大の値上がり
  • 中国本土の主要都市で不動産価格が上昇する中で捜房も回復

米国で取引されている中国株の中で、不動産情報ウェブサイト運営会社の楽居捜房が大きく反発している。政府の刺激策と不動産市場の回復基調が成長見通しの改善につながった。

  楽居は過去1カ月で44%上昇し、米上場の中国株で構成されるブルームバーグ中国US株式指数の構成銘柄で最大の値上がり。指数の上昇率はこの間4.6%にとどまった。捜房も2月に付けた今年の安値から25%反発。両社は2月初めまでは指数構成銘柄の中で値下がりワースト10に含まれ、指数が23%安となる中で40%以上下げていた。

  中国人民銀行(中央銀行)による金融刺激策と住宅市場の規制緩和に加えて、クレーン・ファンズ・アドバイザーズのマネジングディレクター、ブレンダン・アハーン氏によれば、経済発展の中で民間の技術・サービス企業の役割拡大を図る中国の政策も、こうした株価の反転を後押ししている。同氏はニューヨークから電話取材に応じ、「捜房のような企業は、不動産市場の回復が著しい沿岸部の1級都市に向かうだろう。中国国内では、大都市を中心に不動産市場でもインターネットの利用が盛んだ」と語った。

  ただ昨年は中国経済が四半世紀ぶりの低成長となる中で、より規模の小さい都市では住宅価格が低迷し、両社の業績の重しとなった。ブルームバーグのデータによると、不動産ウェブサイト運営で中国トップの捜房は少なくとも2008年以来となる通期赤字を計上。同2位の楽居は調整済み純利益が37%減少した。

  こうした中での株価反発は、主要都市を中心に中国不動産市場の回復加速が統計で示されていることが背景にある。中国当局はまた、住宅購入促進に向けて頭金要件や住宅取引に課す税負担の緩和策を打ち出した。

原題:Online Property Companies Soar on China’s Real Estate Recovery(抜粋)

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