北京から遠く離れて-中国経済の現状探るなら豪州のデータを見よ

  • 5つのチャートが中国の経済モデル転換を示唆している
  • 豪州産の牛肉やビタミン剤の需要が急増-中国本土との往来も伸びる

北京から遠く離れた南半球のオーストラリアにとって、最大の貿易相手国は中国だ。経済成長モデルの転換を目指す中国の取り組みが進展していることを豪州の経済データが浮き彫りにしている。

  豪州のデータは両国経済にとって極めて重要なこの時期に、消費をけん引役とする経済への中国のシフトが強まり、資源以外の豪産業の拡大に寄与していることを示している。中国が後押しした鉱業ブームから脱却しつつある豪州は、食品やサービス、ヘルスケア関連商品を提供する新たな機会を探っている。

  HSBCホールディングスの豪州担当チーフエコノミスト、ポール・ブロクサム氏は「中国の中間所得者層が増え続け、サービスや質の高い食品が好まれるようになっていることを豪州の輸出が示している。中国の経済シフトの時間枠は大きく10年以上になるだろうし、容易なことではないが、すでに進行しているという事実はプラスだ」と述べた。

5つのチャート

  次の5つのチャートは、豪経済も変化する中で、豪州の食料や健康食品、観光業、教育に対する中国の需要が急増していることを示している。

  チャート①:商品相場が低迷する一方で、豪ビタミン剤メーカー、ブラックモアズの株価が大きく上昇しており、中国経済の構造転換が見て取れる。

  チャート②:北京や上海のレストランでは豪州産牛肉への注文が増えている。

  チャート③:中国本土から豪州を訪れた人の数は昨年、過去最高を更新した。近い将来、香港から豪州を訪れる人の数を上回る勢いだ。

  チャート④:中国が豊かになるにつれ、豪州の大学に留学する中国人学生が記録的ペースで増えている。

  チャート⑤:豪州の純サービス輸出の国内総生産(GDP)への寄与が大きくなっている。

原題:View 4,000 Miles From China Shows Economic Revolution Under Way(抜粋)

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