外為(25日):ドルが上昇、米GDP上方修正で利上げ観測強まる

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25日のニューヨーク外国為替市場ではドルが上昇。昨年10-12月(第4四半期)の米実質国内総生産(GDP)確定値が上方修正されたため、利上げ観測が強まり、ドル買いが優勢になった。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグのドル・スポット指数は週間ベースで昨年11月以来の大幅高。GDP確定値は前期比1.4%増に上方修正された。今週は米金融当局者が早ければ4月の追加利上げの可能性を相次いで示唆した。韓国ウォンが大きく下げ、円は1週間ぶり安値を付けた。この日は欧州や米州、アジアで祝日のため休場となる市場が多かった。

  スプートニク・アセット・マネジメント(モスクワ)のアレキサンダー・ロゼフ最高経営責任者(CEO)は「GDP確定値は年央の利上げの可能性を高めている。4月会合の声明はタカ派色が強まる可能性があり、臆測がさらに強まるだろう」と述べた。

  セントルイス連銀のブラード総裁は24日、追加利上げの時期が近づいている可能性があると述べた。今週は同総裁を含めて4人の当局者が利上げの可能性に言及した。15-16日の連邦公開市場委員会(FOMC)のハト派的な声明を受けてドルは大幅安となったが、これら当局者の発言でドル需要が再び強まった。

  GDPは改定値の1%増からの上方修正となった。個人消費支出がサービスを中心に上方修正されたことが寄与した。輸出の減少率は改定値を下回った。 GDPのほぼ7割を占める個人消費は2.4%増と、改定値の2%増 から上方修正。

  ワン・アセット・マネジメントのウィン・ウドムラチタバニッチ最高経営責任者(CEO)は「米国の大半の経済指標が強い経済成長を示しているため、利上げをめぐる懸念が再燃している。利上げの可能性は新興市場中心に米国への資金流出を再度、確実に活発化させる」と語った。

  フェデラルファンド(FF)金利先物が示す年内の利上げ確率は73%と、1週間前の68%から上昇している。

  ロンドン時間午後4時現在、ドル・スポット指数は前日比0.1%高。週間では1.3%上昇。円は対ドルで6日続落。一時0.4%安となった。  

原題:Dollar Rounds Out Week of Gains as U.S. Growth Revised Higher(抜粋)

(第5-7段落を追加します.)
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