【個別銘柄】MS&AD高い、安藤ハザマや二転三転のクックパド急落

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25日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  MS&ADインシュアランスグループホールディングス(8725):前日比4.7%高の3168円。モルガン・スタンレーMUFG証券は24日付で調査を再開、投資判断を「オーバーウエート」、目標株価を4300円に設定した。大手損保の2016年度以降の増益率は、国内損保と海外事業をドライバーに他の金融サブグループ比で高い水準を維持すると予想。MS&ADは国内損保業務でシェアトップ、買収完了した英アムリン社の貢献で還元原資となるコア利益の今後の成長率は他損保を上回る見通しとした。保険業は東証1部33業種の上昇率トップ。

  千葉銀行(8331):2.8%高の550円。武蔵野銀行(8336)と包括提携する、と25日正午すぎに発表。商品やサービス、ITシステムの共同開発などで検討するほか、相互に株式を追加取得する方針。また千葉銀は、発行済み株式総数の1.21%に当たる1000万株、金額で50億円を上限に自社株買いを行う。取得期間は4月1日から28日。提携効果と当面の需給好転が見込まれた。武蔵野銀も4%高の2928円。

  安藤ハザマ(1719):8.9%安の544円。三菱地所(8802)が販売した名古屋市のマンション「フォレスト東山パークス」で耐震用スリットの一部に施工不良があった、と菱地所が25日に明らかにした。今後の補修工事の進め方や補償については住民と協議中。施工会社は安藤・ハザマ建設共同企業体で、今後の費用負担などを懸念する売りが膨らんだ。

  クックパッド(2193):13%安の1839円。24日開催の株主総会で、創業者で22日に執行役を解任されたばかりの佐野陽光氏を取締役に選任、その後の取締役会で改めて執行役に選任された。新たな代表執行役は現在の穐田誉輝氏から岩田林平氏に交代するため、経営体制の混乱ぶりをあらためて嫌気する売りが膨らんだ。

  格安スマホ関連株:b-mobileを展開する日本通信(9424)が7.1%安の197円、TONEモバイルのフリービット(3843)が11%安の792円など。無料通話・メールアプリのLINE(東京・渋谷区)は今夏をめどに仮想移動体通信事業者(MVNO)事業に参入、「LINEモバイル」サービスを開始すると24日に発表した。利用料金は1カ月最低500円(税別)から、LINE使い放題は全料金プランで適用予定としている。今後の市場競争の激化が懸念された。24日にマザーズに新規上場したMVNOのベネフィットジャパン(3934)も8.8%安の2528円。

  村田製作所(6981):2.1%高の1万4100円。16年3月期末の配当を1株100円から110円に増やす、と24日に発表。年間でも210円と前期180円から増配となる。

  J.フロント リテイリング(3086):3.8%高の1446円。メリルリンチ日本証券は24日、投資判断を「中立」から「買い」に上げた。株価は大幅にアンダーパフォームし、百貨店平均と比べ割安感が強いほか、大型改装店舗の開業による業績寄与が見込まれ、中期的な利益成長を予想する。同証による17年2月期の連結営業利益予想は前期推定比6.4%増の500億円、来期は10%増の550億円。目標株価は1850円とした。

  日東電工(6988):1.4%安の6453円。モルガン・スタンレーMUFG証券は24日、投資判断を「オーバーウエート」から「イコールウエート」、目標株価を7000円から6400円へ下げた。LCD(液晶ディスプレー)用偏光フィルムの想定以上の価格低下などから、同証による16年3月期の連結営業利益予想を会社計画と同じ1100億円から1060億円、来期を1120億円から900億円へ減額した。

  タカラバイオ(4974):6.7%高の1366円。31日付で東証マザーズから1部へ上場市場が変更になる、と24日に発表。今後のTOPIX算入に伴うファンド資金の流入を見込む買いが膨らんだ。

  曙ブレーキ工業(7238):3%高の275円。SMBC日興証券は24日、投資判断を「3(アンダーパフォーム)」から「2(中立)」に上げた。中国・広州の拠点を訪問、市場活況で超繁忙状態が続いていることを確認した上、北米赤字の削減で17年3月期の連結営業損益は40億円の黒字化達成が見込まれるとした。16年3月期は会社計画と同じ35億円の赤字予想。

  夢の街創造委員会(2484):300円(21%)高の1719円とストップ高。LINE(東京・渋谷区)と業務提携に向けた具体的協議に入ることで合意した、と24日に発表。LINEのアカウント基盤を活用したビジネスモデルの構築、「出前館」加盟店を対象とした共同でのマーケティング支援サービスの提供などを想定している。

  サッポロドラッグストアー(2786):5.8%安の2400円。24日に連結決算を発表、17年2月期営業利益は前期比13%増の11億8000万円と計画した。積極出店や訪日外国人客の取り込み、既存店LED化による運営コスト低減などで48%伸びた前期から増益率が鈍る。

  芝浦メカトロニクス(6590):6%安の220円。16年3月期の連結営業利益計画を14億円から前期比7.7%増の11億円に下方修正する、と24日に発表。モバイル機器用半導体の後工程に関わる顧客の設備導入ペースが第4四半期に入り鈍化、一部顧客に対する発注・検収手続きの遅れも響く。

  メドレックス(4586):9.3%高の590円。米国で開発中の帯状疱疹後の神経疼痛治療薬「MRX-5LBT(リドカインテープ剤)」について、現地で臨床試験を開始したと25日に発表。開発進展を見込む買いが入った。

  昭和化学工業(4990):80円(26%)高の386円とストップ高。16年3月期の連結営業利益計画を2億7000万円から前期比69%増の3億5000万円に上方修正する、と24日に発表。主力の濾過助剤製品の売り上げが国内で伸長、コスト低減や持分法投資利益の増加も寄与する。

  ムーンバット(8115):10%高の797円。取引先で、不動産賃貸や物流、デザイン企画などを手掛ける東京ファッションプランニング(京都市)の株式を100%取得、子会社化すると24日に発表した。後継者問題を抱えていた東京ファッション社の事情に対応、取得価額は3946万円。15年3月期売上高は12億9564万円で、今後の業績上積みにつながるとみられた。

  アクロディア(3823):16%高の359円。ネクスト・イット(東京・品川区)と共同展開しているセキュリティソリューション関連事業で、メールなどのアーカイブソリューション「GFI Archiver」を国内金融機関に提供したと24日に発表。今後の商品浸透や導入拡大が見込まれた。

  ヤマシンフィルタ(6240):80円(19%)高の503円とストップ高。31日付で東証2部から1部に上場市場が変更になる、と24日に発表。今後のTOPIX算入に伴うファンド資金の流入を見込む買いが入った。

  オプトエレクトロニクス(6664):7.5%安の504円。15年12月ー16年2月期(第1四半期)の連結経常利益は前年同期比7.4%減の1億4500万円だった、と24日に発表。欧州・アジアを中心に売上高は5%伸びたが、急激な円高の影響を受けた。同社はレーザー方式のバーコードスキャナーメーカー。

  テラ(2191):6.9%高の789円。組織培養用培地メーカーのコージンバイオ(埼玉・坂戸市)と業務委託契約を結び、テラのがん免疫療法「樹状細胞ワクチン療法」を提供する医療機関拡大に向け協業を始めると24日に発表した。

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