ブラックストーンのMファンド運用資産半減-フィデリティ引き揚げか

  • ファンドの運用資産は2月末の12億ドルから6億3120万ドルに減った
  • フィデリティは2013年に約10億ドルを出資していた

米投資会社ブラックストーン・グループが運用し、ヘッジファンドに投資するミューチュアルファンドの運用資産が今月に入ってほぼ半減した。大口出資者の米フィデリティ・インベストメンツによる資金引き揚げが影響したもようだ。

  投信調査会社モーニングスターのデータによれば、今月最初の3週間で「ブラックストーン・オルタナティブ・マルチマネジャー・ファンド」から5億8550万ドル(約660億円)の顧客資金が流出し、ファンドの運用資産は2月末の12億ドルから6億3120万ドルに減った。事情に詳しい関係者の1人が匿名を条件に語ったところでは、2013年に約10億ドルを出資したフィデリティによる大量の資金引き揚げが主に反映されているという。

  フィデリティは、富裕層顧客向けの資産運用を行うポートフォリオ・アドバイザリー・サービスを通じて、顧客資金をブラックストーンのファンドに振り向けている。カーライル・グループやKKR、アポロ・グローバル・マネジメントもこの種のファンドを利用して個人投資家を引き付け、顧客ベースの拡大を狙っていたが、資金が集まらず募集停止に追い込まれたケースもある。

  フィデリティの広報担当ニコル・グッドナウ氏は「顧客ポートフォリオ強化のためにオルタナティブストラテジーを利用する場合もあるが、われわれの投資哲学は伝統的な資産クラスへの戦略的な資産配分が引き続き中心だ。フィデリティは運用勘定ポートフォリオの範囲内でオルタナティブへのエクスポージャーを今も維持している」と説明した。

  ブラックストーンの広報担当クリスティン・アンダーソン氏は、コメントを控えている。

原題:Blackstone Mutual Fund Loses Half Its Assets as Fidelity Pulls(抜粋)

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