米国の原油輸入、2013年以来の高水準-国内生産の減少で

  • 米国の原油生産は14年11月以来の低水準に落ち込む
  • ブレントとWTIの価格差は1バレル=1ドル未満に縮小

米国の原油輸入がほぼ3年ぶりの高水準に達した。国内産と国外産の原油価格差が縮小したことが輸入増加につながった。

  米エネルギー情報局(EIA)のデータによれば、18日終了週の原油輸入は日量平均838万バレルと、2013年6月以来の高水準。ベネズエラ産とナイジェリア産原油の輸入が急増したことが主因となった。

  米国の原油在庫は1930年以来の高水準となっているものの、米国の指標原油と国際指標原油との価格差が、1年前の1バレル=約8ドルから1ドル未満に縮小したため、輸入が増えている。80年代以降で最悪の市場低迷で石油各社が掘削を抑制したため、米国内の原油生産は2014年以来の低水準に落ち込んでいる。23日のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)価格は、北海ブレント原油を62セント下回る水準だった。

  シティ・フューチャーズ・パースペクティブ(ニューヨーク)のエネルギーアナリスト、ティム・エバンス氏は、「このことはブレント原油のWTIに対するプレミアムが十分に広がっていないことを示している」と指摘。「ブレントとWTIの価格差が少なくとも5ドルになるまで輸入が減少することはないだろう」と述べた。

原題:U.S. Imports Most Crude Since 2013 as Domestic Production Slides(抜粋)

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