きょうの国内市況(3月25日):株式、債券、為替市場

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●日本株3日ぶり反発、円安推移で輸出、保険高い-売買代金2番目低さ

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  東京株式相場は3日ぶりに反発。為替の円安推移で安心感が広がり、前日までの続落反動、年度内の権利付き最終売買日を週明けに控え、配当取りの買いなども堅調な値動きにつながった。輸送用機器や機械など輸出株が高く、アナリストの投資判断引き上げを受けたMS&ADインシュアランスグループホールディングスなど保険株は業種別上昇率のトップ。

  TOPIXの終値は前日比11.44ポイント(0.8%)高の1366.05、日経平均株価は110円42銭(0.7%)高の1万7002円75銭。

  SMBC信託銀行の山口真弘シニアマーケットアナリストは、「ドル・円がじわり円安となっていることが一番大きい。円安となれば業績は良くなるという傾向は顕著」と指摘。年度末接近に伴い「そろそろ本邦勢の資金還流が止まり、円高の方向には動きにくく、日本株は上昇していく方向」との見方を示した。

  東証1部33業種は保険、輸送用機器、機械、証券・商品先物取引、卸売、電機、鉄鋼、ゴム製品、石油・石炭製品、電気・ガスなど24業種が上昇。建設や情報・通信、空運、パルプ・紙、サービス、医薬品、金属製品、食料品、小売の9業種は下落。上昇銘柄数1018、下落794。

  売買代金上位ではトヨタ自動車や三井物産、三菱商事、富士重工業、マツダ、ホンダ、花王、東京海上ホールディングス、伊藤忠商事、東芝が上げ、モルガン・スタンレーMUFG証券が投資判断を上げたMS&ADも高い。半面、執行役を解任されたばかりの創業者が24日の株主総会で取締役に選任されたクックパッドが急落。名古屋市マンションでの耐震用スリットの施工不良が発覚し、安藤ハザマも大幅安となった。KDDIやNTT、オリンパス、鹿島も安い。

●債券は上昇、2年入札順調で中期ゾーン買い-先物までしっかりとの声

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  債券相場は上昇。今日実施の2年債入札が順調な結果となったことを受けて、中期ゾーンを中心に買いが優勢となった。

  長期国債先物市場で中心限月6月物は、前日比横ばいの151円86銭で始まり、いったん6銭安の151円80銭まで下げた。その後は水準を切り上げ、一時7銭高の151円93銭まで上昇した。午後は151円90銭付近でもみ合いとなり、結局は3銭高の151円89銭で引けた。

  6月物の日中売買高は8716億円にとどまり、中心限月ベースでは昨年12月25日以来の低水準となった。

  パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長は、「超長期ゾーンのオペ減額で相場の勢いがそがれた。ただ、2年から先物ゾーンまではしっかり。特に6年セクター。今週の流動性供給入札で銘柄が幅広く入らず、需給がタイトになっている」と話した。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の342回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値と横ばいのマイナス0.095%で始まり、いったん0.5ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.09%を付けた。その後はマイナス0.095%に戻している。前回入札された2年物の362回債利回りは1.5bp低いマイナス0.235%、新発5年物の127回債利回りは0.5bp低いマイナス0.23%に下げている。

  財務省が午後に発表した表面利率0.1%の2年利付国債(363回債)の入札結果によると、平均落札利回りがマイナス0.221%、最高落札利回りがマイナス0.211%と過去最低を更新。最低落札価格は100円62銭5厘と市場予想の100円61銭5厘を上回った。小さいと好調な入札を示すテールは2銭1厘と2009年12月以来の大きさ。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は5.01倍と、前回の4.34倍から上昇した。

●ドル・円が113円台前半へ上昇、新年度の対外証券投資に期待

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  東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=113円台前半へ上昇。米金融当局者のタカ派発言を背景としたドルの堅調地合いが続く中、新年度の対外証券投資への期待もあり、ドル・円は16日以来の高値を付けた。

  ドル・円相場は午前に112円台後半から一時113円32銭までドル買い・円売りが進行。グッドフライデーの祝日で多くのアジア市場が休場の中、午後は113円10銭付近でのもみ合いとなった。

  みずほ証券投資情報部の由井謙二FXストラテジストは、国内のマイナス金利で日本の投資家は外に向かざるを得ず、今後もそうした傾向が続いていくだろうと指摘。その上で、「4月に入って米雇用統計などを確認しつつ、米利上げが6月にできそうだということになれば、ドル・円はもう少し戻す可能性がある」と語った。

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