ベルギー、今度は政治危機-テロ阻止失敗の責任で閣僚2人が辞意

  • ベルギーはテロ自爆犯の情報を無視した-トルコ大統領
  • ミシェル首相、現状で戦線離脱は不可能と慰留

爆弾テロに見舞われたベルギーが、今度は政治危機に直面した。トルコのエルドアン大統領が自爆テロ犯の1人について昨年7月に警告したにもかかわらず、ベルギー当局が真剣に取り合わなかったと述べたことが引き金となった。

  24日にブリュッセルで開かれたベルギー政府主要閣僚の会合では、ヤンボン内務・公安相とヒーンス司法相が辞意を申し出たが、ミシェル首相が受理を拒否した。ヤンボン内相が民放のVTMで明らかにし、ヒーンス司法相の報道官も電話取材でこれを確認した。

  エルドアン大統領は23日にアンカラで開いた記者会見で、自爆テロ犯の1人は戦闘に加わるためシリア入国を企てたとしてトルコ東部のガジアンテップで以前拘束され、本国に送還されたことがあったと発言。「われわれが警告したにもかかわらず、ベルギー当局は野放しにしていた」と述べた。

  これについてヒーンス司法相は「トルコからベルギーへ、さらにベルギー内部で情報が伝達されるに当たり、想定されるような速さで物事が進まなかった」とVRTテレビで説明した。ヤンボン内相は「事実をつなぎ合わせると、司法省と警察で起きた数点に大きな疑問符が付く。首相は現在の状況で戦線を離脱してはならないと言い、私に現職にとどまるよう要請した」と語った。

原題:Belgium Faces Political Crisis Over Failure to Stop Terrorism(抜粋)

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