ECBは金融政策の限界に近づきつつある-オランダ中銀総裁

  • 資産購入のさらなる拡大は法的な懸念を生じさせる可能性
  • 量的緩和の拡大は金融不安定のリスクを高める

欧州中央銀行(ECB)は金融政策の限界に近づいており、資産購入プログラムのさらなる拡大は法的および金融安定上の懸念を生じさせる可能性があると、ECB政策委員会メンバーであるオランダ中央銀行のクノット総裁が述べた。

  クノット氏は「購入プログラムのさらなる拡大は、マネタリーファイナンシングを禁じる規定との摩擦を大きくさせる」と、24日公表されたオランダ中銀の年次報告の中でコメントした。

  また、同日のアムステルダムでの記者会見では、一段の政策を講じることからの効果は弱まりつつあると発言。「一段の行動を取ることは技術的には常に可能だが、それによる付加価値の大きさを副作用と比較して考えることは可能で、私自身は効果を疑問視している」と述べた。

  さらに、量的緩和は「バブルや不健全な利回り追求、問題のあるローンの繰り越し、富の不平等拡大、低金利への依存症といった望ましくない副作用のリスクを高める状況」にもつながるとクノット氏は話した。

原題:ECB Nearing the Limit of Monetary Policy, Dutch Governor Says(抜粋)

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