中国当局、金融機関の債券部門から少なくとも5人を連行-関係者

  • 政府の債券市場への調査は新たな局面に入りつつあると関係者
  • 一層の発展に向け、債券市場を『浄化』し始めたことを示すとパン氏

中国の金融機関5社の債券部門で少なくとも5人の現・元社員が当局によって連行され、国内債券市場への政府の調査は新たな局面に入りつつある。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  詳細が発表されていないことを理由に匿名を条件に話した関係者によると、当局に連行されたのは、海通証券と東興証券、中国工商銀行、五鉱証券の現・元社員。また、同関係者の1人によれば、聯訊証券の現役社員も連行されたという。

  ナティクシスの大中華圏担当シニアエコノミスト、アイリス・パン氏(香港在勤)は、「今回の調査は監督当局が一層の発展に向けて債券市場を『浄化』し始めたことを公に示している」と指摘。「中国の債券市場が外国人投資家に門戸を開きつつある中で、政府は現行規制でも違法な活動を十分防止できることを示す必要がある」とコメントした。

  中国工商銀行の広報担当者はコメントを控えた。海通証券の取締役会秘書の携帯電話に複数回電話したが、返答はなかった。東興証券の関係者は匿名で、当該人物が昨年退社したと述べたが、この人物に関する情報は持っていないと説明。五鉱証券のオペレーターは電話を取り次いでくれず、聯訊証券の取締役会秘書スー・フェン氏は、同社は該当する人物と連絡が取れていないと話した。

原題:China Bond Market Probe Said in New Phase as Staff Taken Away(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE