コンテンツにスキップする
Subscriber Only

野村HD:北米で人員削減を準備、トレーディング不調で-関係者

更新日時

野村ホールディングスは北米での人員削減を計画していると、事情に詳しい関係者が明らかにした。トレーディング業務不調の中でクレディ・スイス・グループやドイツ銀行の動きに追随する。

  匿名を条件に語った関係者らは、どの部門が削減対象となるかについては言及しなかった。野村の広報担当、山下兼史氏はコメントを控えた。野村の米州の従業員数は2500人前後で大半は米国とカナダ勤務。

  永井浩二最高経営責任者(CEO)は昨年12月、米州では損失を出しているが採用を増やす余地があると語っており、人員削減の動きはそれと相反することになる。ウォール街各社は1-3月期のトレーディングや助言・引き受けからの収入が急減すると見込んでいる。

  野村は2008年にリーマン・ブラザーズ・ホールディングスの欧州アジア事業を買収したが、コストや損失が膨らむ中で同地域の事業を縮小。米州では6四半期連続の税引き前赤字となり、永井CEOは16年3月期の海外利益500億円の目標を撤回した。海外事業の黒字は10年3月期が最後。   

  世界の投資銀行はトレーディング低迷と規制強化の中で人員削減を加速させており、クレディ・スイスは23日に2000人の追加削減計画を発表した。

  永井CEOは最近数カ月に海外事業の見通しについてやや弱気となり、2月のインタビューでは人員削減と不採算の業務の縮小によってコストを減らす方針を示した。世界的な市場混乱が海外のホールセール事業に影響し、黒字転換の時期が見えにくくなったと語った。

  昨年12月には「まだまだ米州には成長ののりしろがある。引き続き強化していく」とし、投資銀行業務からの収益を今後2-3年で倍増する方針を示していた。

原題:Nomura Said to Prepare North America Job Cuts Amid Trading Slump(抜粋)

(第4、6、7段落を追加します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE