ゴールドファーブ氏退任、バリアント株急落で45年のキャリア終了

  • ルアン・カニフは昨年末時点でバリアント株10%を保有
  • ポッペ氏がルアン・カニフCEOに就任、セコイアの運用をリードへ

投資信託「セコイア・ファンド」の共同運用者でルアン・カニフ・アンド・ ゴールドファーブの最高経営責任者(CEO)のロバート・ゴールドファーブ氏(71)はこんな形で自らのキャリアが終わるとは思ってもいなかっただろう。

  ゴールドファーブ氏は、医薬品開発の加バリアント・ファーマシューティカルズ・インターナショナルへの投資が裏目に出てファンドの評判が損なわれたことを受けて退任する。ゴールドファーブ氏と共に56億ドル(約6310億円)の同ファンドを運用してきたデービッド・ポッペ氏が運用をリードし、ルアン・カニフのCEOに就任する。同社が23日に株主宛ての書簡で明らかにした。

  セコイア・ファンドを1999年以来保有しているR.W.ロージのファイナンシャルアドバイザー、スティーブン・ロージ氏はインタビューで、「バリアントへの投資はこのファンドにとって過去最大の失敗だ」と述べ、「これほどの失敗は今までなかった」と指摘した。

  一時は人気銘柄だったバリアント株が昨年8月に急落し始めるまで、ゴールドファーブ氏は投資業界で長年にわたり屈指の運用成績を上げていたが、同氏の45年にわたる投資キャリアはこれで終わりになる。ルアン・カニフは書簡で、ポッペ氏の下で「より協調型のアプローチ」を取り、シニアアナリストの責任を高める方針を示した。

  ゴールドファーブ氏に取材を試みたがコメントは得られていない。

  セコイアは1970年から2015年末までのリターンが年14%と、S&P500種株価指数の11%を上回っていた。ブルームバーグの集計データによると、今年のリターンは、バリアント株の急落が響きマイナス11%に落ち込み、同種のファンドの99%余りに出遅れている。ルアン・カニフは昨年末時点でバリアントの発行済み株式の10%を保有し、筆頭株主だった。

原題:Goldfarb Exits as Sequoia’s Valeant Debacle Caps 45-Year Career(抜粋)

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