米ディズニー、ジョージア州から撤退も-同性愛差別容認の法成立なら

  • 「差別的行為」を容認するいかなる法案にも反対と表明
  • インテルやイェルプの幹部も法案への拒否権発動を呼び掛け

特に同性愛者に対する差別を合法化するものだと批判されている法案が米ジョージア州議会で可決したのを受け、米ウォルト・ディズニーは23日、この法律が制定されれば同州での映画製作をやめると表明した。

  ディズニーは電子メールで配布した資料で「ディズニーとマーベルはあらゆる人に門戸を開いている企業だ。われわれはジョージア州での映画製作で素晴らしい経験があるが、差別的行為を容認する州法が施行された場合、どこか別の場所にビジネスを移す計画だ」と説明した。

  米インテルやイェルプといったハイテク企業の幹部も法案への拒否権発動を呼び掛けている。この法が成立すると、同州の企業経営者が宗教的信条を理由に雇用や教育、奉仕活動を拒否することが認められ、同性婚に反対する人たちに実質的に法的保護を与えることになる。

  企業にとって魅力的な税制優遇措置のあるジョージア州は、映画産業の世界的な誘致合戦で勝利を収めている地域の1つ。IMDB・ドット・ コムによると、最近ではディズニー傘下のマーベル・スタジオが「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」を同州で製作した。

  マイクロソフトや、アトランタに本社を置くコカ・コーラとデルタ航空も廃案を求めている。セールスフォース・ドットコムは拒否権発動が見送られた場合、アトランタでのテクノロジー会議を含むジョージア州での投資を削減するとしている。

  同州のディール知事(共和党)は5月3日までに法案に署名するか拒否権を発動するか判断することになる。

原題:Disney Will Stop Filming in Georgia if Religious Bill Signed (2)(抜粋)

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