ドル・円が112円台後半に上昇、米早期利上げ期待が支え

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  • 朝方に付けた112円30銭から午後には112円88銭まで水準切り上げる
  • ドル、114円突破は米利上げ織り込める状況が必要-しんきんAM

24日の東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=112円台後半に水準を切り上げた。米金融当局者が4月利上げの可能性を示唆したことを背景に、ドルは底堅く推移した。

  午後3時12分現在のドル・円相場は112円76銭付近。ドルは朝方に付けた112円30銭を下値に、午後には112円88銭まで上昇した。前日の海外市場では一時112円91銭と4営業日ぶりの水準までドル高が進んだ後、112円台前半に水準を切り下げていた。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は一時1201.43と、6営業日ぶりの高値を付けた。

  しんきんアセットマネジメント運用部の加藤純主任ファンドマネージャーは、ハト派的な連邦公開市場委員会(FOMC)以降、米連邦準備制度理事会(FRB)高官からタカ派的な発言が続いていることで113円近くまでドルが戻していると説明。ただ、「基本的にはポジション調整の動きにすぎず、114円の突破は具体的に利上げを織り込めるような状況になければ難しいだろう」とみる。 

  米セントルイス連銀のブラード総裁は23日、ニューヨークでブルームバーグのインタビューに応じ、「雇用統計では力強い内容があらためて示され、労働市場は改善しつつあると見受けられる。4月の利上げを支持する論拠と言えそうだ」と指摘。最終的にインフレ率は目標を上回り、失業率は自然失業率を下回りそうだと続けた。

  ノムラ・インターナショナルのシニアFXストラテジスト、後藤祐二郎氏(ロンドン在勤)は、ドル・円について、「ポジションがどちらかというと円買いの方に傾いていると思うので、あまり目立ったニュースがなければ少しドルが対円で買い戻されるという展開はあり得る」と指摘。その上で、「米経済指標やFRB高官の発言など。そのあたり次第ということになる」とみる。

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