豪ウッドサイドCEO:ブラウズ事業中止でM&Aに柔軟性生まれる

  • コールマンCEO:決定でウッドサイドのバランスシートに「余裕」
  • 企業より資産の買収が増える可能性高い:コールマンCEO

オーストラリア2位の石油・天然ガス生産会社ウッドサイド・ペトロリアムのピーター・コールマン最高経営責任者(CEO)は、同社がブラウズ液化天然ガス(LNG)プロジェクトの中止を決定したことにより、小規模の買収やミャンマーなどの国々で保有する既存資産の開発がやりやすくなるとの見解を示した。

  コールマンCEOは23日、同社が英・オランダ系ロイヤル・ダッチ・シェルなどの共同出資企業と豪州で進めていたブラウズプロジェクトの中止発表後、電話インタビューに応じ「これによってバランスシートに余裕が生まれる」と述べた。

  同CEOは、石油・ガス業界では買い手が探査用地の取得とキャッシュフローの不足している企業の合併・買収(M&A)に重点を置いているため、向こう数年間は企業よりも資産の買収が増える可能性が高いとの見方を示した。ウッドサイドは昨年12月に、パプアニューギニア主体の競合企業オイル・サーチに対する80億ドル(約9000億円)規模の買収提案を断念した。

  ウッドサイドがブラウズプロジェクトの中止を決定したことを受け、アナリストらは同社が将来の生産をどう拡大するかについて疑問を呈している。

  UBSグループのアナリスト、ニック・バーンズ氏 (メルボルン在勤)は23日の文書で、「投資家らは『ウッドサイドには堅固な生産基盤があるが、将来はどうやって生産を伸ばすのだろう』と問い掛けることになる」と書いている。

原題:Woodside CEO Says Ditching Browse Provides Flexibility on Deals(抜粋)

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