インドネシア政府、国際帝石に天然ガス施設建設地の見直し要請

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  • 地方経済の開発支援が目的、国際帝石は洋上建設を希望していた
  • インドネシアは人口約15万人の島、サムラキでの建設を望む

インドネシア政府は、開発が遅れている国際石油開発帝石による140億ドル(約1兆5740億円)規模の「マセラ鉱区」の天然ガスプロジェクトで、同社が目指す洋上ではなく、東の離島での開発施設建設を要望している。地方経済の発展支援が目的だ。

  ジョコ・ウィドド大統領が方針を23日公表した。国際帝石が同プロジェクトに関して政府の決定が遅れていることを理由に、インドネシアで最大40%の人員削減に踏み切ると先週明らかにしていた。国際帝石の広報担当者、ウスマン・スラメト氏は電話のメッセージで、同社は今回の決定にコメントを控えると述べた。

  ジョコ大統領は「見積もりと検討を踏まえ、われわれは陸上に建設すべきだと判断した」と説明。「われわれは地方と国全体の経済が共にマセラプロジェクトによる恩恵を受けることを期待している」と語った。

  国際帝石は同プロジェクトで65%の権益を持ち、パートナーである英・オランダ系ロイヤル・ダッチ・シェルが残り35%の権益を保有している。国際帝石は年産750万トンの液化天然ガス(LNG)を処理できる浮体式の施設建設を目指していた。一方、インドネシア政府はバリの東約1100マイル(約1770キロメートル)、オーストラリア・ダーウィンの北310マイルにある人口約15万人の島、サムラキでの建設を希望している。

  最終的な投資判断は、洋上での基地建設が承認されることを前提に2018年に下される予定だった。

  スディルマン・エネルギー鉱物資源相は、「われわれは同事業者に対して見直す機会を与えるだろう。このため、多少の遅延が生じる見込みだ」と述べた。

原題:Indonesia Wants $14 Billion Inpex Gas Plant Built On Remote Isle(抜粋)

(第3段落以降を追加し更新します.)
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