米グーグルの新クラウド責任者、事業拡大を加速-アマゾンを追撃へ

  • 今後1年半で12カ所にクラウドデータセンターを開設する計画
  • 新しい製品の営業や説明を担当する人員を積極的に採用

米グーグルの新クラウド事業責任者、ダイアン・グリーン氏は、ラスベガスで今月開かれた社内の営業会議で、社員が居心地悪くなるようなメッセージを伝えた。社員は法人顧客を重視していないためより積極的に営業をかける必要があり、慢心を抑えもっとハングリーにならなければいけない、というものだ。

  これは通常なら営業やマーケティングよりテクノロジーを尊重するグーグルでは珍しいメッセージだったが、伝えなければならない事情があった。グーグルはクラウド・コンピューティング分野で3位にとどまっているからだ。

  この順位を上げるため、アルファベットの子会社であるグーグルはデータセンター網を大幅に拡大する方針だ。

  同社はまた、テクノロジーにあまり強くない層にも法人顧客を拡大できるツールの開発に取り組んでいるほか、こうした新しい製品の営業や説明を担当する人員の積極的採用にも着手している。

  モルガン・スタンレーによると、クラウド市場では2015年の売上高が約80億ドル(約9000億円)のアマゾン・ウェブ・サービシズが、マイクロソフトやグーグル(売上高5億ドル)を抑えて首位だった。

  グーグルはこうした状況を変えるため、昨年11月にグリーン氏を採用した。同氏は仮想化ソフトウエアメーカーの米ヴイエムウェアの共同創業者。

  グーグルは今後数カ月間で新しいクラウドデータセンターを米オレゴン州と日本に開設する。また、向こう1年から1年半にかけてほか10カ所の開設も計画している。

原題:Google’s Greene Hastens Cloud Expansion to Catch Amazon (1)(抜粋)

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