懐疑派は納得せず-中国株上昇や改革断行方針の持続可能性を疑問視

  • 上海総合指数は1月28日の安値から13%近く反発
  • 今の株高は「死んだパンダが跳ね返る」ようなものだとの指摘も

2月初め以後の中国株上昇は、年初の混乱とは別世界のようだ。周小川中国人民銀行(中央銀行)総裁が示した金融市場改革断行の方針や李克強首相が全国人民代表大会(全人代、国会に相当) 閉幕時にハードランディング回避を保証した最近の発言が、地合い改善に寄与している。

  上海総合指数は1月28日の安値から13%近く反発。債務が膨らみ、成長が鈍化している中国経済を持続可能な成長の軌道に乗せるための時宜を得た改革を行うと共産党は約束した。だが懐疑派は納得していない。その持続可能性を疑問視している。

  北京の株式分析企業、美奇金投資諮詢(Jキャピタル・リサ-チ)の共同創業者アン・スティーブンソンヤン氏は、現在の中国株上昇は国内の経済ファンダメンタルズ(基礎的諸条件)が危機を脱したことを示す有意義な市場のシグナルというより「死んだパンダでも高い所から落とせば跳ね返る(デッド・パンダ・バウンス)」ようなものだと指摘。地合い改善の大半は、当局が銀行システムに供給した安価な流動性資金にその理由を帰することができるという。

  同氏は顧客向けリポートで、「中国経済持ち直しのようにも見える状況の背後にあるのは、大規模な新規流動性の供給であり、景気の強さをめぐるトップからのしつこい説得だ」とコメントした。

  マーケットフィールド・アセット・マネジメントのマイケル・シャウル最高経営責任(CEO、ニューヨーク在勤)は、株式・為替市場への広範な介入を縮小することで経済における市場の役割を高める用意が中国政府にあり、海外からの直接投資を増やしたり、債務に依存する国有企業を退場させたりするとの確証はまだ見受けられないとしている。

  同CEOは「中国当局には投資家の信認を取り戻すやり方で政策をリセットする機会があるが、現在保持しているあまりにも多くの介入ハンドルの制御を手放すことが求められるだろう」と述べた。

原題:China Stock Rally Fails to Convince Skeptics That Change Is Real(抜粋)

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