【個別銘柄】NRIや執行役解任クックパド下落、千代建は午後一段安

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23日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  野村総合研究所(4307):前日比6.6%安の3775円。メリルリンチ日本証券は22日、投資判断を「買い」から「アンダーパフォーム」、目標株価を5700円から3400円に下げた。主力の証券、保険業向け受注低迷の影響を反映し、同証による2016年3月期の連結営業利益予想を604億円から582億円、来期を685億円から611億円、再来期を755億円から627億円に減額した。

  クックパッド(2193):6.7%安の2004円。創業者の佐野陽光執行役の解任を社外取締役4人の賛成で決議した、と22日に発表。株主提案を取り下げ、株主総会後の新体制を速やかに明らかにするよう社外取締役からの強い要請を受けながら、40日以上決めなかったため。経営陣の混乱継続が嫌気された。

  千代田化工建設(6366):4.5%安の904円。16年3月期の連結営業利益計画を200億円から前期比49%減の110億円に下方修正する、と23日正午に発表。海外石油関連プロジェクトの工事予想原価を見積もりし直した結果、納期を守る建設工事費用が増加する上、原油価格の低迷で英子会社業績も悪化した。期末配当も1株14円から8円に減額、前期実績の13円から減配になる。プラント同業の日揮(1963)も3.7%安の1827円。

  ゼビオホールディングス(8281):7.2%安の1785円。野村証券は22日、目標株価を2500円から2000円に下げた。グループ再編による合理化の具体策が明確でなく、地域マーチャンダイジングの強化を通じた販売回復も不透明と指摘。同証による16年3月期の連結営業利益予想を105億円から会社計画並みの59億円に、来期を120億円から95億円に減額した。

  ファンケル(4921):5.2%高の1506円。22日に2月の月次売上高を公表、化粧品、栄養補助食品など3分野合計で前年同月比23.6%増の75億7000万円だった。

  鹿島(1812):1.5%高の738円。SMBC日興証券は22日、目標株価を1000円から1050円に上げ、投資判断「1(アウトパフォーム)」を継続した。22日午後に発表した16年3月期の連結業績計画の上方修正と増配はポジティブ、と評価。17年3月期は進行基準のかさ上げ効果の剥落、労務費の上昇などで今期推定比18%程度の営業減益を見込むものの、施工が順調なら上振れる可能性があるとした。大林組(1802)も2%高の1145円など大手ゼネコン4社は堅調。

  三和ホールディングス(5929):3.1%高の821円。ゴールドマン・サックス証券は22日、投資判断を新規に「買い」、目標株価を1100円とした。国内非住宅建設需要の増加を背景に、重量シャッターやドアの売り上げが増えるとみるほか、米住宅投資の増加によるODC社の増収も想定する。

  きちり(3082):100円(16%)高の740円でストップ高。iPadを活用したSaaS型POSシステム開発のユビレジ(東京・渋谷区)と業務提携し、ユビレジが行う第三者割当による新株発行2975万円を引き受けると22日に発表。外食企業各社へPOSシステム「ユビレジ」のOEM版を販売していくことを視野に入れており、プラットフォームシェアリング事業の拡大につながるとみられた。

  アークランドサカモト(9842):7.1%安の1199円。16年2月期の連結営業利益は前の期比0.2%減の87億7500万円となり、従来計画の92億5000万円に対し未達だったと22日に発表。個人消費の低調や天候不順により小売事業でのホームセンターの既存店売上高が減少、卸売事業の減益も響いた。17年2月期は前期比5.4%増の92億5000万円を計画。いちよし経済研究所では、粗利益率の改善と外食好調で営業増益確保を見込む半面、ホームセンターは不透明要因とした。

  ジーンズメイト(7448):50円(26%)高の239円でストップ高。22日に発表した3月(20日締め)の既存店売上高は前年同月比14.3%増だった。春物アウターが堅調、うるう年で営業日数が前年より1日多い影響もあった。

  シノケングループ(8909):10%高の2195円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は22日、新規に投資判断を「買い」、目標株価を2700円に設定した。主力のアパート販売でマイナス金利の恩恵が及ぶほか、修正株価収益率(PER)の割安感が大きいと分析。民泊による中期的成長性も指摘した。同証による16年12月期の連結営業利益予想は80億円、会社計画は前期比10%増の75億円。来期は91億円を見込む。

  丸和運輸機関(9090):6%高の2497円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は22日、新規に投資判断を「買い」、目標株価を3240円に設定した。マツモトキヨシホールディングス(3088)向けなどインバウンド物流の好調に加え、インターネットスーパーなど食品物流向けセンター拡大による中期的な成長性を評価した。同証による16年3月期の連結営業利益予想は会社計画とほぼ同じ前期比27%増の37億円、来期は44億円を見込む。

  ビーアールホールディングス(1726):80円(23%)高の423円とストップ高。29日付で東証2部から1部へ上場市場が変更になる、と22日に発表。今後のTOPIX算入に伴うファンド資金の流入を見込む買いが膨らんだ。

  ラクーン(3031):8.1%高の680円。29日付で東証マザーズから1部へ上場市場が変更になる、と22日に発表。今後のTOPIX算入に伴うファンド資金の流入が見込まれた。

  ピープル(7865):4.9%高の2674円。22日に2月の月次売上高を公表、前年同月比22.6%増だった。国内では、20周年を迎えた人形「おしゃべりぽぽちゃん」の限定プレミアム商品など女児玩具が伸長、米国で「Magnatiles」の好調が続くなど海外販売の出荷増も寄与した。

  アスカネット(2438):7.5%高の1341円。パイオニア(6773)保有の空中表示技術に関する特許権を2700万円で取得する、と22日に発表。同社が展開する空中結像技術、エアリアルイメージング事業の技術的優位を強固にするため。

  ジェコス(9991):4.3%安の1067円。100株以上の保有者を対象としてきた株主優待制度を廃止する、と22日に発表。配当による利益還元がより適切と判断したため。

  エレマテック(2715):7%安の2150円。16年3月期の連結営業利益計画を81億円から66億円に下方修正する、と22日に発表。スマートフォン向けデバイス、ディスプレー関連部材の販売が低調なため。前期比では9.8%増益が一転、11%減益になる。期末配当も1株48円から35円に減額、年間でも75円と従来の88円から減らす。

  東映アニメーション(4816):4.2%高の5210円。過去最高益の達成見込みを踏まえ、16年3月期末に1株65円の特別・記念配当を実施すると22日に発表。普通配の30円と合わせ年95円配と、前期実績の45円から大幅増配する。

  チエル(3933):新規株式公開2日目の23日にようやく初値を形成、公開価格の810円に対し2.7倍の2151円だった。教育用ソフトウエアメーカーで、16年3月期の営業利益計画は前期比11%増の1億8000万円。ジャスダックへの上場初日は買い気配まま売買が成立しなかった。終値は2651円。

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