ブラジル株:ボベスパ指数が反落-低調な企業業績を嫌気

  • 昨年10-12月の企業利益はアナリスト予想を平均で38%下回る
  • 原材料価格の低迷が多くの大手企業の利益に打撃与える

22日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数は反落。下げの中心は銀行のイタウ・ウニバンコ・ホールディングや保険のBBセグリダージ・パルチシパソンエス。失望を誘う企業業績によって同国経済の弱さが示された。

  ボベスパ指数を構成する10業種の中で金融株が最低のパフォーマンス。ブルームバーグが集計したデータによると、これまでに昨年10-12月(第4四半期)の決算を発表した企業の利益はアナリスト予想を平均で38%下回った。ブラジルはこの約100年で最悪のリセッション(景気後退)に陥っている。加えて、同国の大手企業の多くは生産している原材料価格の低迷に苦しんでおり、これが企業利益に打撃を与えている。

  ボベスパ指数は前日比0.3%安の51010.20で取引を終了。指数を構成する61銘柄のうち25銘柄が下落した。イタウは2.6%、BBセグリダージは5.5%それぞれ値下がりした。同国史上最大の汚職スキャンダルに揺れるブラジル石油公社(ペトロブラス)が21日発表した第4四半期決算では、予想に反して大幅な赤字となった。

  証券会社ノバ・フトゥーラ(サンパウロ)のチーフエコノミスト、ペドロ・パウロ・シルベイラ氏は「概してブラジル企業と利益の見通しは悲観的だ。向こう数四半期にブラジル経済が再び成長するとは予想していない」と語った。

原題:Brazil Stocks Fall as Corporate Earnings Disappoint in Crisis(抜粋)

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