豪中銀総裁:豪州経済は商品安にうまく適応、他国より政策余地大きい

オーストラリア準備銀行(中央銀行)のスティーブンス総裁は、豪経済が商品相場の下落に「極めてうまく適応している」と述べ、金融・財政の両面で世界経済の低迷に対応する政策余地が他の大半の国より大きいとの認識を示した。

  同総裁はシドニーでの講演テキストで、「オーストラリアが健全かつ信頼できるマクロ経済政策の枠組みを備えており、重大なネガティブな出来事に必要に応じた対応が可能であったことが、良い出発点だった」と指摘。「金利は既に低水準にあり、公的債務残高も以前よりも増しているが、深刻な景気悪化に見舞われた場合、金融・財政の両面で他の大半の国々よりも大きな緩和余地がある」と述べた。

  同総裁は中国の金融混乱や日本と欧州のマイナス金利、原油を中心とする商品相場の下落などが陰を落とす中で、規制措置を検証するフォーラムで発言。生産者や投資家へのリスクはあるものの原油安は全体的にはプラスだとの考えを示した。

  さらに、「豪州経済はこの状況に極めてうまく適応している。過去の商品価格変動の局面よりはるかにうまく対応していることは確かだ」と述べた。「とはいえ、調整はまだ進行中だ」と付け加えた。

原題:Stevens Says Australia Coping With Commodities, Has Policy Scope(抜粋)

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