IMF、中国に為替関連データの開示拡大を要請-米紙WSJ

  • デリバティブ保有データが為替市場介入の手法解明につながる可能性
  • 中国はIMFの統計開示基準の順守を約束している

国際通貨基金(IMF)は中国に対し、人民元相場への不透明な介入手法の解明に役立つ可能性があるデリバティブ保有データを開示するよう迫っている。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が21日報じた。

  IMFは中国人民銀行(中央銀行)のフォワードと先物の保有総額に関するデータを求めている。同国は昨年、特別引き出し権(SDR)構成通貨に元を採用するよう働き掛ける中でIMFの特定の開示基準を順守すると約束しており、今回のIMFの要請はそれに沿った動きだと、WSJは匿名の複数の関係者の話を引用して伝えた。

  ゴールドマン・サックス・グループなどの金融機関のアナリストはここ数カ月のデータにフォワードの保有増加が示されている点を指摘し、中国の外貨準備を直ちに減らすことなく元相場を支える戦略の一環だと分析している。

  IMFは「当局との通常の関わりの中で、中国の外貨準備などのデータに関するモニターと協議を続ける」とコメントしたが、WSJの報道の詳細には言及を控えた。  

原題:IMF Pushes China to Disclose More Currency Data, WSJ Reports (1)(抜粋)

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