カーライル:今年中に日本企業3-4社投資へ、企業統治コード追い風

プライベートエクイティ(未公開株)投資で世界2位の米ファンドのカーライル・グループは、日本に特化したファンドを通じて今年中に3-4社へ投資する見込みだ。コーポレートガバナンス・コードの導入で、日本企業の戦略や考え方が成長志向に変わってきたことが、投資する側にとって追い風となっている。

  カーライル・ジャパンの安達保共同代表は、「いままでに経験したことのないほど投資機会が出てきている」と話す。既に今月には、バイアウト投資向け3号ファンド(募集金額1195億円)を通じて、西日本のもやし市場シェア1位のGGCグループと、帳票や企業情報処理のシステム開発・販売のウイングアーク1stの2社への投資を発表している。

  カーライルの日本での投資実績は、2000年の進出以来15年までに20社に上り、14年は3社、15年は1社に投資していた。同社が投資したベアリング用部品大手のツバキ・ナカシマは昨年12月、東証1部に再上場を果たしている。

  安達氏は、コーポレートガバナンス・コードの導入で、大企業の経営陣は戦略的に企業価値向上を目指しており、「コード導入のインパクトは今後さらに大きくなり、日本でのカーブアウト(事業分割)案件は増える」と予想。「われわれは今年から来年にかけてさらに投資案件が成立すると比較的楽観視している」と述べた。

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