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中国で売掛金残高が膨張、台湾GDP超える規模に

  • 売掛債権回収日数は83日、1999年以来の長さ
  • 支払い遅延は鉱工業からテクノロジーに広がる

中国では売掛債権の回収遅延が大きな問題に浮上している。

  販売完了から現金回収までの期間を示す売掛債権回転日数は、中国でいまや83日となり1999年以来の長さ。他の新興国と比べるとほぼ2倍に上る。中国の支払い遅延は鉱工業からテクノロジー、消費財にまで広がり、国有企業の売掛金残高は過去2年間で23%増の約5900億ドル(約66兆円)に膨らんだ。この額は台湾の年間域内総生産(GDP)を上回る。

In China, It's the Waiting That's the Hardest Part

  1999年前後は朱鎔基首相(当時)が改革を進め、国有企業数千社が倒産した時代だった。それ以来の長さとなる売掛債権回転日数は、経営の危うい企業の現金不足が銀行や債券保有者だけでなく中国の巨大なサプライチェーンをも脅かしていることを意味する。企業破綻が今年は2割増加すると見込まれる中で、中国企業は厳しい二者択一を迫られる可能性がある。破綻する恐れのある顧客に資金を提供し続けるか、資金供給を止め売り上げが減っていくのを見守るかだ。

  中国の金融市場を20年以上にわたって追跡し、共同著作「レッド・キャピタリズム」があるフレーザー・ハウウィー氏は「中国経済全体に連鎖反応が起きている」と指摘。「デフォルト(債務不履行)と倒産。これらはゲーム終盤の一コマである」と語った。

原題:China Has a $590 Billion Receivables Problem as Bills Go Unpaid(抜粋)

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