産金株が依然割安な理由-大手で構成する指数3カ月で87%上昇

  • 各社のコスト削減で金価格上昇の利益への寄与度大きく
  • 企業が保有する金の埋蔵量の価値に基づけば、前年比で19%割安

産金株はここ数十年で最大の上昇を示しているが、各社が保有する金埋蔵量の価値の指標に基づけば依然割安だ。

  バリック・ゴールドやゴールドコープなど大手産金会社で構成する指数の過去3カ月間の上昇率は87%と、金価格の伸びの4倍余りとなっている。これは、金価格が3年間にわたって下落し産金各社のコストが削減されたため、金価格上昇の利益への寄与度が大きくなっていることを意味する。

  ブルームバーグが集計したデータによれば、将来の利益など従来のバリュエーション指標から見ると産金株は割高となっているが、各社が保有する金埋蔵量の価値に基づけば、昨年同期と比較すると依然19%割安だ。

  ブルームバーグ・インテリジェンスのアナリスト、ケン・ホフマン氏は「金価格の上昇と各社が保有する金埋蔵量の価値の増加にもかかわらず、産金会社の株価は過去の水準を大幅に下回っている」と指摘。「株価が再びピークに達するのに金価格が1800ドルに上昇する必要はない」との見方を示した。

  データによれば、BIグローバル・シニア金鉱株指数を構成する14社の1-3月(第1四半期)の予想利益に基づく株価収益率は平均38倍と、前年同期の20倍を上回っている。ただ、同指数を構成する産金会社の企業価値は金埋蔵量の価値の約90倍と、前年同期の111倍から低下している。
  
原題:Here’s Why Surging Gold Miner Stocks May Still Be Bargains(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE