【個別銘柄】生保、エプソン売られる、日海洋掘削や再開の愛知鋼高い

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18日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  生保株:T&Dホールディングス(8795)が前日比2.9%安の1070円、第一生命保険(8750)が2.5%安の1367.5円。野村証券は17日付の生命保険業界のリポートで、マイナス金利の導入を受けた資産運用粗利の悪化を背景に、上場生保の業績予想を下方修正した。T&Dの目標株価を2000円から1260円、第一生命を3300円から2050円などに引き下げた。保険業は、午前の取引で東証1部33業種の下落率トップ。

  セイコーエプソン(6724):6.4%安の1881円。17日に2025年度までの長期ビジョン、19年3月期までの中期経営計画を公表した。最終年度の事業利益目標は960億円(16年3月期想定は820億円)。大和証券では、年平均5%の利益伸び率が物足りないと受け止められた可能性を指摘、コピー機事業の参入など成長戦略の成否がクリアでない点も嫌気されたとみている。

  日本海洋掘削(1606):7%高の2485円。次世代燃料と期待されるメタンハイドレートを商業化した場合、3兆3000億円程度の売り上げが見込めると経済産業省が試算したことが分かったと18日付のフジサンケイビジネスアイが報道。技術開発などで政府が投じた予算総額の30倍を超す効果があるといい、今後の開発活発化を見込む買いが入った。

  愛知製鋼(5482):3.7%高の453円。1月の爆発事故で稼働を休止していた知多工場の第2棒線圧延工場を復旧、21日から生産を再開すると17日に発表した。野村証券では、当初は29日の復旧工事完了を目指していたため、8日間の前倒しになると指摘した。

  JUKI(6440):9.5%高の1004円、終値での1000円乗せは1月6日以来。発行済み株式総数の3.35%に当たる100万株、金額で10億円を上限に自社株取得を行うと17日に発表。期間は18日から12月22日で、当面の需給好転を見込む買いが入った。

  千代田化工建設(6366):2.6%安の926円。23日に予定されていた事業説明会を中止した。期末を控え、現時点で投資家に正しい情報を伝え切れないと判断したため。クレディ・スイス証券は17日付のリポートで、説明会を株価上昇のカタリストの1つと捉えていただけに、今回の中止はネガティブな印象と指摘。短期的に株価の下振れリスクが懸念されるとした。

  日機装(6376):6.6%安の784円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は17日、16年12月期の連結営業利益予想を72億円から69億円(会社計画65億円)、17年12月期は92億円から75億円に下方修正した。為替前提の円高方向への見直し、原油価格低迷の長期化で工業部門の業績予想を減額したため。投資判断は「中立」を継続。

  旭ダイヤモンド工業(6140):5.2%安の1024円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は17日、16年3月期の連結営業利益予想を56億7000万円から53億2000万円(会社計画55億円)、17年3月期を67億3000万円から65億3000万円に下方修正した。設備投資需要の冷え込みを踏まえ、機械分野向けのサファイア用エコメップの売り上げ想定を減額したため。

  NSユナイテッド海運(9110):2.5%安の158円と4日続落。17日午後2時30分に16年3月期業績計画を下方修正、連結純利益は前期比56%減の38億円と従来の42億円から引き下げた。ドライバルク運賃市況の低迷に加え、ことし2月以降の円高傾向で外貨建て債権債務の為替差損計上が見込まれるため。未定としていた期末配当は1株4円としたが、前期実績の9円からは減配となり、厳しい業況を嫌気する売りが続いた。

  CKD(6407):4.1%高の922円。岩井コスモ証券は17日、投資判断を「B(中立)プラス」から「A(アウトパフォーム)」に上げた。目標株価は1100円。16年3月期は機器事業で半導体や工作機械向けが減速したが、事業環境は好転し始めたと分析。17年3月期は自動機械事業の売り上げ増や半導体向け機器事業の販売増などで円高の影響を吸収できるとみる。今期の連結営業利益は会社計画の80億円(前期比4%減)に対し83億円、来期は97億円と予想。

  フォーサイド(2330):8.5%高の308円。子会社がテックビューロ(本社大阪市)と業務提携、運営するスマートフォン向け次世代SNSアプリ「Catchboard」上のポイントサービスで、テックビューロ提供のプライベートブロックチェーン技術「mijin」を用いた実証実験を行う、と18日午前に発表した。フィンテック関連銘柄としての投資人気が高まった。

  ライフネット生命保険(7157):13%高の475円。野村証券は17日、投資判断を「中立」から「買い」、目標株価を450円から570円に上げた。4月からKDDIが同社の保険商品「auの生命ほけん」の販売を開始するため、中期的な企業価値の向上が期待できるとした。

  リミックスポイント(3825):3.3%安の261円。16年3月期の営業利益計画を4億1600万円から前期比65%増の3億4700万円に下方修正する、と17日に発表。電力売買事業、新規事業推進のための人材採用や業務委託、マーケティング費用などの発生が響いた。

  ランドコンピュータ(3924):17%高の2140円。16年3月期の営業利益計画を4億6600万円から前期比49%増の5億5500万円に上方修正する、と17日に発表。システムインテグレーション・サービスで金融分野のネットバンク案件、保険関連が堅調だった上、Salesforce関連の受注堅調も踏まえた。期末配当も1株45円から50円に増やす。

  イワキポンプ(6237):18日に東証2部に新規上場、初値は公開価格の2000円に対し2.5%高の2050円だった。東京都に本社を置き、化学薬品の移送に使われるケミカルポンプ・周辺機器の開発、製造や販売を行う。16年3月期の連結営業利益計画は前期比59%増の15億7200万円。終値は2084円。

  ヒロセ通商(7185):18日にジャスダック市場に新規上場、初値は公開価格の830円と同値だった。大阪市に本社を置き、外国為替証拠金取引(FX)事業を行う。16年3月期の連結営業利益計画は前期比82%増の10億600万円。終値は845円。

  アイドママーケティングコミュニケーション(9466):18日にマザーズ市場に新規上場、初値は公開価格の1440円に対し15%安の1230円だった。富山県に本社を置き、食品スーパーなど流通小売業の統合型販促支援を行っている。16年3月期の営業利益計画は前期比55%増の7億4100万円。終値は985円。

  フェニックスバイオ(6190):18日にマザーズ市場に新規上場、初値は公開価格の2400円に対し2.1%安の2350円だった。広島県に本社を置き、ヒト肝細胞を移植したPXBマウスを使った受託試験サービスを手掛ける。16年3月期の連結営業利益計画は前期比3倍の1億5100万円。終値は2850円。

  グローバルグループ(6189):18日にマザーズ市場に新規上場、初値は公開価格の2000円に対し60%高の3200円だった。東京都に本社を置き、保育所運営など子育て支援事業を展開。16年9月期の連結営業利益計画は前期比13倍の2億9500万円。終値は2748円。

  アグレ都市デザイン(3467):18日にジャスダック市場に新規上場、公開価格の1730円に対し朝方から買い気配値を切り上げ、午後1時すぎに形成された初値は2倍の3505円だった。東京都に本社を置く新築戸建の設計・施行・分譲会社で、16年3月期営業利益は前期比20%増の4億7500万円を見込む。終値は2825円。

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