東芝は原子力事業子会社、米ウェスチングハウス・エレクトリック(WH)の減損損失13億ドル(現在のレートで1460億円)を隠した疑いで米当局の調査を受けている。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。

  この調査が非公表であることを理由に、これら関係者が匿名で明らかにしたところによれば、米司法省と証券取引委員会(SEC)は不正が行われたかどうかを調べている。これは東芝に有価証券報告書などの虚偽記載があったと指摘した日本の証券取引等監視委員会の調査に続くものだという。

  これら関係者によれば、米当局は東芝の不適切会計を調べた第三者委員会の調査報告書の内容を精査している。英文の同報告書は昨年12月に東芝のウェブサイトに掲載された。

  これまで日本国内に限られていた調査が米国にも広がったことは、東芝が米国でも強制措置を受ける可能性を意味する。米当局による司法権行使が可能とされる根拠の1つは、WHがペンシルベニア州クランベリー・タウンシップに本拠を置いていることだ。

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Photographer: David Becker/Getty Images

  東芝の広報担当、エディー・テミストクル氏は電子メールで、進行中の調査についてはコメントしないと述べた。米司法省のピーター・カー報道官と、SECのジュディ・バーンズ報道官はコメントを控えた。

  東芝は昨年11月、WHが2012、13年度に「新規建設」プロジェクトと「オートメーション」サービスの2分野で減損損失を計上したことを開示した。

原題:Toshiba Said to Face U.S. Probe Over Westinghouse Accounting(抜粋)

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