ニューヨークの資産家、ジョージ・ソロス氏は11年ぶりに大型の政治献金を再開した。2004年の大統領選でジョージ・W・ブッシュ大統領(当時)の再選を阻止しようと記録的な額を献金したソロス氏は、政治的にはリベラル派として知られる。

  ソロス氏はヒラリー・クリントン氏とその他民主党候補者に寄付した。今年の大統領選に向けて同氏が費やした、あるいは支出を約束した政治献金は1300万ドル(約15億円)を超え、先の大統領選2回分の総額をすでに上回っている。

  先週には、ヒスパニック系住民および移民の投票促進を目的にソロス氏自らが資金を出している団体についてコメントを発表。この中で共和党の候補指名を争っているドナルド・トランプ、テッド・クルーズ両氏を名指しで批判。「共和党の予備選が進むなかで反移民、反イスラム教徒の表現が強まっているのは言語道断だ。トランプ、クルーズ両氏から許しがたい表現や提案が繰り返されるのを放置しておくわけにはいかない」と述べた。

  ソロス氏の広報担当と政治顧問を務めるマイケル・バチョン氏は、献金額が増えた理由は一つではないと説明。「クリントン氏の支持は理由の一つであり、他の候補者の論調も動機になった」と述べた。

原題:Soros, Alarmed by Trump, Pours Money into 2016 Race(抜粋)

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