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サイバーダイン:ナスダック上場検討、米国事業拡大へ-株価上昇

更新日時
  • 米国での知名度を向上させ、投資家層を拡大させる狙い
  • 株価は一時、先月18日以来の上昇率

医療・福祉向けサイボーグ型ロボット「HAL」を開発・販売するサイバーダインは、来年前半をめどに米国ナスダック市場での上場を検討している。最高財務責任者の宇賀伸二氏が明らかにした。株価は上昇した。

  宇賀氏によると、事業拡大を計画する米国での知名度を向上させ、投資家層を拡大させるのが狙い。検討している上場は「レベル2」と呼ばれる方法で、投資家は預託証券(ADR)を取引所で売買できるようになり、新株発行による資金調達は伴わない。今後、社内での詰めの作業を行い、最終決定する。

  株価はこれを受け一時、前日終値比7.6%高まで上昇、2月18日以来の日中上昇率となった。11日の取引を同2.2%高の2029円で終えた。

  サイバーダインが開発したHALは、内蔵されたセンサーからの情報と、皮膚表面に貼り付けられた電極を通して得られる生体電位信号の情報を分析して支援動作を決定し、駆動させることで関節の動作をアシストする。現在、同社は米食品医薬品局(FDA)から同製品の医療機器承認を取得するための手続きを進めている。欧州ではすでに承認を取得しており、ドイツでは治療サービス事業を展開している。

  宇賀氏は「現段階ではナスダックが適していると考えているが、最終的な決定はこれからだ」と話す。「米国市場で事業を展開する上で、米国上場を通じて知名度をさらに高めていきたい」と述べた。

  サイバーダインは、2004年に設立された筑波大学発のベンチャー企業。14年3月に、マザーズ市場に新規株式公開した。15年4-12月期の売上高は、前年同期比で2倍以上増え8億8900万円。今期(16年3月期)では、前期比90%増の12億円、純損益は7億5000万円の赤字を予想している。来期は、ブルームバーグが集計したアナリスト5人の予想平均では8億7000万円の黒字が見込まれている。

(株価を更新します.)
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