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【個別銘柄】海運下落率首位、非鉄や旭化成安い、ソニーやドコモ高い

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9日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は以下の通り。

  海運株:日本郵船(9101)が前日比5.5%安の223円、川崎汽船(9107)が5.9%安の206円、商船三井(9104)が5.6%安の238円。海運は東証1部33業種の下落率1位。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は8日、海運大手の業績予想と目標株価を引き下げた。郵船については、コンテナ船長期契約利益の剥落の影響が大きいとし、2016年3月期営業利益予想を677億円から567億円(会社計画510億円)に減額、目標株価は416円から300円に変更した。

  三菱マテリアル(5711):5.3%安の338円。みずほ証券は8日、目標株価を440円から380円に下げた。セメント、金属、加工の主力3事業の弱含みから同証による16年3月期営業利益予想を800億円から会社計画と同じ720億円(前期比0.2%増)に減額した。17年3月期は営業外収支の悪化を見込み、経常利益で前期推定比30億円減の700億円を予想。同証が目標株価を240円から210円に下げた三井金属(5706)も4%安の191円。

  旭化成(3407):5.9%安の658.6円。傘下の旭化成ホームズが8日に公表した2月月次の請負住宅受注速報によると、前年同月比11%減と4カ月連続で前年水準割れとなった。

  ソニー(6758):2.4%高の2632円。メリルリンチ日本証券は投資判断「買い」でカバレッジを再開した。ゲームと音楽ストリーミング事業をけん引役として、18年3月期の営業利益は過去最高を更新すると予想。目標株価は4400円。

  NTTドコモ(9437):2.8%高の2564円。みずほ証券は投資判断を「アンダーパフォーム」から「中立」へ引き上げた。コスト削減効果を背景に、今期の営業費用は会社計画を大きく下回る可能性が高いと分析。16年3月期営業利益予想を7264億円から8051億円(会社計画7100億円)、来期を7736億円から8645億円に増額した。目標株価は2520円。

  富士フイルムホールディングス(4901):2.5%安の4215円。ドイツ証券は投資判断を「買い」から「ホールド」へ引き下げた。相対的に堅調なパフォーマンスにより、メディカル事業へシフトする戦略が徐々にバリュエーションに織り込まれてきたと指摘。その一方、円高の影響で17年3月期の中期経営目標達成は難しくなってきているとした。

  スタンレー電気(6923):2.6%安の2511円。ゴールドマン・サックス証券は8日、投資判断を「中立」から「売り」、目標株価を2300円から2250円に下げた。LEDヘッドランプの搭載比率はグローバルトップの小糸製作所の25%に対し、同社は13%と低水準で、LED収益貢献の過度な期待があると指摘した。同証による17年3月期営業利益予想は426億円、市場コンセンサスは469億円で、相対的に割高感があるとみる。

  東芝(6502):2.3%安の203.6円。メリルリンチ日本証券は9日、投資判断「アンダーパフォーム」を継続し、目標株価は185円から155円に下げた。NAND市況の低迷持続とヘルスケア分野売却の影響を織り込み、同証による17年3月期の連結営業利益予想を1380億円から990億円に減額した。原子力建設工期の遅延による収益悪化リスクなどにも言及。

  セブン&アイ・ホールディングス(3382):2.4%高の4550円。事業構造改革を8日に発表、イトーヨーカ堂20店舗を17年2月期に閉鎖し、百貨店では9月末にそごう柏店、西武旭川店の2店舗を閉鎖する。SMBC日興証券は、ヨーカ堂の閉鎖店舗数は5年間で予定する数の半分に相当する大きなもので、店舗閉鎖後は利益率が改善する傾向にあり、ポジティブに評価した。

  タカタ(7312):5.7%安の534円。英ヘッジファンドのランズダウン・パートナーズが空売り攻勢を強め、2月25日時点での売り持ち(ショート)が発行済み株式の2.25%の規模に達したことが分かった。また、東京証券取引所が発表した信用残によると、4日現在の売り残高は4カ月ぶりに300万株を突破した。

  KDDI(9433):2.8%高の2952.5円。株主優待を拡充する、と8日に発表。3月末時点で100株(1単元)以上保有する株主を対象に「au WALLET Market」の人気商品詰め合わせを贈る。

  クミアイ化学工業(4996):9.8%安の1035円。15年11月-16年1月期(第1四半期)の連結純利益は前年同期比24%減の12億2400万円だった、と8日に発表。海外での畑作・直播水稲用除草剤の伸びで売上高は5%強増えたが、為替の影響や前年同期に計上した特別利益の消失が響いた。

  アイロムグループ(2372):15%高の1210円。センダイウイルスベクターを用いたiPS細胞作製技術で日本での改良特許の特許査定を取得した、と8日に発表した。

  アンジェス MG(4563):3.9%高の476円。協力医療機関でのHGF遺伝子治療薬の投与が開始されたと9日に発表。臨床研究を主導する大阪大学医学部付属病院に加え、このほど徳島大学病院でも行われ、その他施設でも順次候補患者の選定が進められているとしている。

  マネースクウェアHD(8728):9%安の1067円。8日に発表した2月の月次概況によると、営業収益は前年同月比26%減、前月比でも2割減った。振れの激しい市場環境の中、顧客の手控え姿勢が強まった。

  東建コーポレーション(1766):2.1%高の8670円。15年5月-16年1月期の連結営業利益は前年同期比2.1倍の99億7300万円だった、と8日に発表。建設事業で完成工事高の増加と建築部材の集中購買などコスト削減効果があったほか、不動産賃貸事業では管理物件数が増加、サブリース経営代行による入居者からの家賃収入、管理料収入が伸びた。

  ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス(3657):9.8%安の943円。8日に公表した17年1月期の連結営業利益計画は前期比4.5%増の24億6600万円。主力のデバッグ・検証事業の好調で27%伸びた前期から増益率が鈍化する。

  アドアーズ(4712):30円(40%)高の105円でストップ高。首都圏中心に全国34のリラクゼーションサロンを運営するオリーブスパ(東京・港区)と店舗開発、店舗サブリースなどで業務提携すると8日に発表。これに合わせ、毎年3月末時点で2000株(2単元)以上保有する株主を対象に株主優待制度を導入する。2000株以上、5000株未満に対し「OLIVE SPA」で利用できるチケット2枚を贈る。

  ブラス(2424):東証マザーズと名証セントレックスに9日、新規株式公開(IPO)した。マザーズでの初値は、公開価格の4370円に対し6.4%高の4650円。同社は愛知県名古屋市に本社を置き、東海エリアを中心にゲストハウス・結婚式場を運営する。16年7月期の営業利益計画は前期比56%増の7億2100万円。終値は4240円。

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