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「スーパーチューズデー」でクリントン、トランプ両氏が指名争い本命に

  • クリントン氏は7州を制す、女性票と黒人票が支える
  • トランプ氏は現状政治への不満を追い風にクルーズ氏とルビオ氏破る

米大統領選の民主、共和両党候補の指名争いのヤマ場である1日の「スーパーチューズデー」で、民主党はヒラリー・クリントン前国務長官、共和党は不動産王のドナルド・トランプ氏がそれぞれ指名獲得に向け前進した。政界の有力者であるクリントン氏と、共和党を揺るがしているトランプ氏が本選で一騎打ちする環境が整いつつある。

  両氏はそれぞれ7州で予備選挙を制した。クリントン氏は南部と黒人層の支持基盤を背景に勝利し、トランプ氏は現在の政治に不満を持つブルーカラーの労働者層などから支持を得た。党からの指名獲得に向けてクリントン氏はバーニー・サンダース上院議員からの、トランプ氏はテッド・クルーズ上院議員からの追い上げをそれぞれ振り切りそうな勢いだ。

  15日に予備選が行われるフロリダ州入りしたクリントン氏は1日夜、「今回の選挙がかつてなく重要であることは今夜の時点で明らかだ。共和党陣営で聞かれる発言は過去に例がないほど低劣だ。米国を『敵と味方』に二分しようとするのは誤りであり、われわれはそのような戦略を許さない」と表明した。

  一方、トランプ氏は過去に中絶の権利を支持したり離婚歴があったりと、かつてなら大統領候補になり得ない人物だが、不法移民などに向けられた共和党支持者の不満を自らの支持に結びつけ、指名獲得レースでの勢いが止まらない様相だ。

  トランプ氏はフロリダ州パームビーチで支持者を前に「私は全勢力をまとめる人物だ」と言明。共和党大統領候補の指名を受ければ「私の相手は1人、それはヒラリー・クリントン氏だ」と語った。

  トランプ氏はアラバマ、マサチューセッツ、バージニアなど7州で勝利。これに対しクルーズ氏は地元のテキサス州のほか、オクラホマとアラスカ両州を制した。積極的に選挙キャンペーンを展開したマルコ・ルビオ上院議員が勝利したのはミネソタ州だけで、このまま戦いを継続するか疑問の声が上がるのが確実な情勢だ。

原題:Super Tuesday Wins Boost Clinton, Trump Nomination Prospects (2)(抜粋)

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