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睡眠不足にマリフアナと同じ効果、スナック菓子が食べたくなる-研究

睡眠が十分でないと午後に食べ過ぎることになりかねない。睡眠不足がマリフアナと同じ影響を及ぼす、つまり、おやつを食べたくなることが、研究で分かった。

  睡眠が不十分な人は太りやすいことを示す研究結果が近年多く出ている。この関連性に驚きはないものの、科学者らはこれが起こる仕組みを解明しつつある。

  シカゴ大学の睡眠・代謝・健康センターの研究助手、エリン・ハンロン氏は「マリフアナが空腹でない時の過食につながることは分かっている」とした上で、「われわれの研究は睡眠が制限されると、マリフアナと同じシステムで同じような効果が生じるらしいことを示した」と語った。

  ハンロン氏と共同研究者らは健康な成人男性11人と女性3人を2つに分け期間4日の異なる睡眠研究セッションに参加させた。一方では1晩に8時間半眠らせ、もう一方では4時間半に制限した。被験者らは4日間のセッションの間は研究所を出られない。2月29日に医学誌スリープで発表された論文によると、「昼寝は認められない」という。

  いずれのセッションでも被験者らは最初の3日間、食べ物を厳密にコントロールされる。4日目は午前中絶食した後、食べきれる量よりはるかに多く食べ物が用意されたビュッフェに連れていかれるとハンロン氏が説明。ピザ、チキン、ステーキ、バーガーや健康的な食品が用意されているという。さらに、スナック菓子が午後中食べ放題となる。

  睡眠時間にかかわらず、被験者らはビュッフェでは大量に食べ、1日の必要量の大半に相当するカロリーを摂取する。スナックもどちらのグループも食べるが、睡眠時間が4時間半の人は1、2時間前に1日に必要な量をほぼ食べたにもかかわらず、スナックのおかわりをする。これは2-AGとして知られる化学物質が原因で、同物質はマリファナの成分であるTHCと同様に内在性カンナビノイドシステムに作用するという。
 
    睡眠不足による空腹感が体重増加にどの程度関わっているかについてさらに研究が必要だが、ハーバード・メディカル・スクールのフランク・シーア准教授によれば、今回の研究結果は睡眠と代謝の問題の関連を示す他の研究と一致している。

  睡眠は「独立したシステムではなく食べ物、運動と結びついている。われわれは皆、睡眠が不足している」と同氏は述べた。つまり、われわれは皆、食べ過ぎているのかもしれない。

原題:How Losing Sleep Is Just Like Smoking Pot(抜粋)

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