ICEがロンドン証取へ買収案検討、ドイツ取引所に対抗-関係者

更新日時
  • ICEはモルガン・スタンレーなどをアドバイザーに起用
  • ICEはリスクをよそにドイツ取引所に勝る買収案の余地あると判断

米インターコンチネンタルエクスチェンジ(ICE)はロンドン証券取引所グループ(LSE)への買収提案を検討している。LSEとドイツ取引所の合併阻止が目的。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  同関係者によると、ICEはモルガン・スタンレーなどをアドバイザーに起用し、LSEへの買収案を準備している。協議は部外秘だとして関係者らは匿名を条件に明らかにした。

  アトランタに本拠を置きニューヨーク証券取引所(NYSE)を所有するICEは、欧州の証取同士の合併阻止を目指せば企業からや政治的な抵抗に直面する可能性を認識しながらも、LSEの株主をより好条件で説得できると判断したという。また対抗案を出せば、少なくともドイツ取引所に条件引き上げを迫ることになると関係者の1人は指摘した。

  ドイツ取引所によるLSEへの正式買収提案の期限である3月22日より前にICEが行動を起こす可能性は低いと、関係者1人は述べた。ICEは最終的な結論にはまだ至っておらず、買収提案を見送る可能性もあるという。

  ICEとLSE、モルガン・スタンレーはコメントを控えている。ドイツ取引所に取材を試みたが現時点で返答はない。

  ドイツ取引所とLSEが先週発表した合併計画によると、合併新会社は少なくとも200億ポンド(約3兆1300億円)相当の評価額となり、ICEだけでなく世界最大のデリバティブ市場を運営するCMEグループにも対抗できる規模を持つことになる。
  

原題:ICE Said to Explore Rival Bid for LSE to Thwart Deutsche Boerse(抜粋)

(関係者の話を追加して更新します.)
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