英バークレイズ、投資銀の収益改善を投資家信じるか-1日に戦略説明

  • CEOは投資銀のスピンオフや大々的再編は計画せず-関係者
  • コスト削減は既に「筋肉を削ぎ落としている」-ウィーラー氏

英銀バークレイズのジェス・ステーリー最高経営責任者(CEO)は、トレーディング収入低迷が直撃する投資銀行事業の収益改善が可能だと投資家に納得させる作業に取り組む。

  バークレイズは投資銀行部門の大々的な再編やスピンオフ(分離・独立)を避け、同部門を維持する方向に傾いていると、事情に詳しい関係者が匿名を条件に述べた。ステーリーCEOは3月1日に戦略を説明する。アフリカ事業からの撤退と500億ポンド(約7兆8200億円)相当の資産の処理について計画を示す見込みだと、決定について説明を受けた関係者が述べた。同行は28日、アフリカ部門について取締役会はまだ選択肢を検討中だと発表した。

  アトランティック・エクイティーズのアナリスト、クリス・ウィーラー氏(ロンドン在勤)は「ひどい環境にあるので、ステーリーCEOがどんな戦略を発表しようと疑問は残る」とし、「戦略から弾みを得るには完璧に制御可能な策である必要がある。取れる選択肢はコスト削減と投資銀行に割り当てる資本を減らすことだけだろう」と話した。

  バークレイズの中核4事業のうちクレジットカードのバークレイズカードと個人・法人向け銀行事業は既に株主資本利益率(ROE)10%超を達成している。アフリカ事業は成長減速と南アフリカ・ランド下落から打撃を受け、投資銀行部門は4事業中で最もROEが低い。

  投資銀行部門については人員削減、アジア諸国からの撤退、採用凍結、ボーナス削減と収益改善策を打ち出している。「肉を切ると骨まで切ることになるものだ。バークレイズは恐らく既に」脂肪ばかりではなく「肉を削(そ)ぎ落としている」とウィーラー氏は話した。

原題:Barclays Faces Investment Bank Test as Staley Reviews Africa (1)(抜粋)

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