中国、上海G20で守りに成功-政策説明めぐる海外の批判や懸念かわす

  • 中国はIMFのSDRのより幅広い活用の検討などで支持を獲得
  • G20声明は人民元政策を批判せず、新興市場の成長の力強さに言及

中国は上海の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、「守り」に成功した。海外では中国の経済や政策の方向性をめぐり数カ月にわたり懸念が広がっていた。

  まず、27日遅くに発表されたG20声明では、中国に関する具体的な懸念は示されず、実際に盛り込まれたのは「主要な新興市場国の成長は引き続き力強い」という文言だった。昨年8月の人民元の実質切り下げ以来、中国の人民元政策をめぐる懸念が繰り返し市場を動揺させたにもかかわらず、声明では競争的な切り下げを回避するという一般的な言及にとどまった。

  中国は、国際通貨基金(IMF)の特別引き出し権(SDR)のより幅広い活用の検討など、G20会合で設定した目標についても支持を獲得した。また、環境汚染対策を模索する中国の強力な後押しで、グリーンファイナンス研究グループも設立された。

  しかし最大の成功は、中国当局の政策や意図について説明の改善を求める声が世界中で上がっていたにもかかわらず、当局者の発言が評価されたことかもしれない。ルー米財務長官は中国がG20で政策を十分に説明したとの見解を示した。

原題:Dodging Critics and Soothing Fears, China Meets Its G-20 Goals(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE