PE投資会社、アフリカでの投資に備え資金調達増やす-商品下落の中

  • アフリカ諸国の通貨下落でドルでの資産購入が割安に
  • 不透明感の強い局面ではM&Aの機会が増える:エートス

プライベートエクイティ(PE、未公開株) 投資会社は昨年、アフリカでの投資機会に備え総額43億ドル(約4900億円)を調達した。世界的な商品安とアフリカ諸国の通貨下落で買収の標的となる可能性のある企業の価格は低下している。

  ロンドンを拠点とするアフリカ・プライベートエクイティ・ベンチャーキャピタル協会によると、昨年の調達資金額は少なくとも2010年以来の高水準で、14年の19億ドルを上回った。同協会に加盟するアブラージ・グループ(ドバイ)は「アフリカ・ファンドIII」で9億9000万ドル、ヘリオス・インベストメント・パートナーズ(ロンドン)は「インベスターズIIIファンド」で11億ドルをそれぞれ調達した。

  過去1年間、世界各地で商品価格が下落する中、南アフリカ共和国の通貨ランドはドルに対して29%、ザンビアのクワチャは39%、モザンビークのメティカルは30%、それぞれ下落。ナイジェリアでは通貨ナイラへの下向き圧力が強まっており、為替先物市場ではナイラは向こう3カ月間に19%下落すると予想されている。

  エートス・プライベート・エクイティ(ケープタウン)のパートナー、ショーン・ザグノーブ氏は「通貨下落で恩恵を受ける輸出能力のある企業を探そうとしている。不透明感の強い局面では、しばしば合併・買収(M&A)の機会が増える」と指摘する。同社は「ファンドVI」で8億ドルを調達した。

原題:Private Equity Building African War Chest Amid Commodity Rout(抜粋)

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