【個別銘柄】自社株買いの日産自高い、Bカメラ急伸、熊谷組は急落

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29日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  日産自動車(7201):前営業日比5.5%高の1024.5円。発行済み株式総数の6.7%に当たる3億株、金額にして4000億円を上限に自社株を取得すると26日に発表した。企業環境の変化に対応するとともに、株主還元の一環として実施を決めたとしている。取得期間は29日から12月22日で、消却を前提としている。株主還元姿勢を好感する買いが入った。

  ビックカメラ(3048):7.8%高の928円。モルガン・スタンレーMUFG証券は目標株価を1480円から1520円に引き上げた。投資判断「オーバーウエート」を継続。収益性改善ストーリーによどみなく、インバウンド単価も下げ止まりと指摘。2013-15年度に実施した基幹システム入れ替えやECプラットフォームが複合的に同社の採算性に貢献し始めている、と分析した。16年8月期の営業利益予想を225億円から232億円に増額した。

  熊谷組(1861):16%安の248円。同社が施工した横浜市西区のマンションでくいの施工不良があった問題で、住宅棟全5棟を建て替える案を検討すると29日に発表した。従来は1棟の建て替えを検討していた。29日付の日本経済新聞朝刊は、マンション販売元の住友不動産(8830)が全棟の建て替えを住民に提案していたことが分かったと報じ、熊谷組も同意していると報じていた。住友不は2.6%安の3104円。

  日新製鋼(5413):3.9%高の1337円。野村証券は投資判断を「中立」から「買い」に、目標株価を1300円から1470円に引き上げた。1日に新日鉄住金が発表した同社の子会社化の検討開始について、両社の収益力改善につながる取り組みと評価。生産体制の再編による収益改善のほか、様々なコスト削減が予想されるとした。

  兼松(8020):4.5%安の150円。大和証券は投資判断を「2(アウトパフォーム)」から「3(中立)」に、目標株価を270円から190円に引き下げた。米鋼管事業の業績回復のめどが立たないことなどを業績予想に反映、17年3月期の経常利益予想を従来の228億円から200億円に、純利益を131億円から110億円に下方修正。複数事業で想定外の利益減少が見られ利益成長期待が低下している点などから強気推奨は適当でないとした。

  佐藤渡辺(1807):4.2%安の274円。東日本高速道路東北支社が発注する東日本大震災に係わる舗装災害復旧工事の入札に関し、公正取引委員会から独禁法違反の疑いで刑事告発を受けたと29日午後に発表した。同様の発表をしたNIPPO(1881)は1%安の1684円。

  エイチ・アイ・エス(9603):1.2%安の3210円。15年11月-16年1月期営業利益は前年同期比6.5%減の46億9000万円だった、と26日に発表した。燃油サーチャージ減額の影響などで主力の旅行事業が減収、前期に発生した大型団体の反動減などでハウステンボスグループが振るわなかったことが響く。

  ココカラファイン(3098):4.8%高の4675円。16年3月期営業利益予想を88億円から前期比2.4倍の105億円に上方修正した。店舗改装などで既存店活性化の効果が予想を上回って推移した。

  オプティム(3694):700円(17%)高の4880円でストップ高。KDDIと共同で、モバイルデバイス管理(MDM)サービスを拡張し、高速データ通信4GLTEの携帯電話も管理可能とするセキュリティプラットフォームを開発した、と29日午後に発表した。3月1日から提供を開始する。

  山一電機(6941):12%高の627円。発行済み株式総数の4.29%に当たる100万株、金額にして5億円上限に自己株取得を行う、と26日に発表した。

  リョーサン(8140):5.2%高の2890円。東証1部上場30周年の記念配当を実施する、と26日に発表した。16年3月期の期末配当予想を45円から記念配当50円を含む95円に引き上げた。

  北国銀行(8363):3.2%高の287円。発行済み株式総数の1.64%に当たる500万株、金額で17億円を上限に自己株買いを行うと26日に発表した。期間は29日から5月13日。

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