4兆円の資産運用者がアルマゲドン無視できる理由-中銀が世界救える

  • 中央銀行には火薬が若干まだ残っているとDNB
  • ノルウェーのDNBは銀行債を含む社債の購入を検討

ノルウェー最大の銀行DNBの債券投資責任者は、金融刺激策が当面は世界を救うことになると考えている。

  DNBアセット・マネジメントの債券責任者サバインオーゲ・オーネス氏は、ユーロ圏の「機能不全に陥った銀行システム」を救済する介入に欧州中央銀行(ECB)が来月動く可能性があると予想する。

  3150億クローネ(約4兆1170億円)相当の資産を管理・運用するオーネス氏(49)は25日のオスロでのインタビューで、「多くの人々はやや懐疑的だが、私は中央銀行には火薬が若干まだ残っていると今も考えている。ECBには多くのことを行う能力があり、これが状況を沈静化させるだろう」と語った。

  投資ホライズン(期間)を6カ月から1年に設定するDNBアセット・マネジメントは、もっと多くの社債を購入したいと考えており、そのタイミングを検討している。世界的な金融危機が近く再発するとの懸念を背景に利回りが年初来急上昇している銀行債に特に関心があるという。

  オーネス氏は利回りが非常に高く、劣後債を発行できない状況で、銀行セクターは救済を必要としていると分析。ECBが利下げあるいは量的緩和(QE)の拡大、特定の手段による銀行システムへの再度の介入で市場の沈静化に動くと投資家は期待しているとの見方を示した。

  同氏はその一方で、「前例のない規模で行われている金融の実験」に市場が依存しているため、中銀はある時点で「このループから抜け出す」必要があると指摘し、「最終局面がどうなるか私に答えはなく、誰にも分らない。しかし、持ちこたえられなければ金融のアルマゲドン(終末)が待ち受けるリスクは明白だ」と述べた。

原題:Asset Manager With $40 Billion Can Ignore ‘Financial Armageddon’(抜粋)

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