米バークシャー:10-12月利益は32%増-通期で過去最高益を更新

  • 一部投資損益を除いた1株当たり営業利益はアナリスト予想上回る
  • エネルギーと保険部門が業績に寄与

米資産家ウォーレン・バフェット氏率いる投資・保険会社バークシャー・ハサウェイの2015年10-12月(第4四半期)利益は32%増加した。

  27日の発表資料によると、純利益は54億8000万ドル(約6230億円、1株当たり3333ドル)。前年同期は41億6000万ドル(同2529ドル)だった。一部投資損益を除いた営業利益は1株当たり2843ドルと、ブルームバーグが集計したアナリスト3人の予想平均(2814ドル)を上回った。通期利益は過去最高を更新した。

  バークシャーの保険と投資の業績は大きく振れることもあるが、同社はより安定した利益を生み出す数十の事業を展開。ここ数年は、鉄道会社BNSFや公益事業などが利益を支えてきている。 バフェット氏は27日の年次書簡で、製造業など「われわれが資本を投じてきた分野から、まずまずのリターンを得つつある」と説明し、16年のグループ全体の利益はかなり堅調な伸びが見込まれるとの予想を示した。

  今年に入って、バークシャー株は0.2%高の19万8191ドルと、米S&P500種株価指数の4.7%下落を上回るパフォーマンスとなっている。

  15年通期の純利益は241億ドルと、過去最高だった前年の199億ドルを上回った。15年は7-9月(第3四半期)のクラフト・ハインツへの投資に伴う利益が業績を押し上げた。

  10-12月期は、保険引き受け事業の利益が3億600万ドル。前年同期は1億9100万ドルだった。BNSF部門の利益は石炭需要の低迷が響き9.2%減の10億8000万ドル。公益事業部門、バークシャー・ハサウェイ・エナジーは前年同期比18%増の4億2300万ドルの貢献となった。

  同社の手元資金は昨年末時点で同年9月末比8.3%増の717億ドル。今年に入り、バフェット氏は航空・エネルギー関連部品メーカーの米プレシジョン・キャストパーツの買収完了に向けに320億ドルを投じた。この取引では約50億ドルの債務も引き受けている。

原題:Berkshire Profit Climbs 32%, Capping Record Year for Buffett (1)(抜粋)

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