NY外為(26日):ドル、12月以来の大幅高-米GDP予想上回る

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26日のニューヨーク外国為替市場でドルが上昇。ドル指数は2カ月ぶりの大幅高となった。市場予想を上回る経済指標が相次ぎ、米国の成長見通しが強まった。

  ドルは円に対して、1カ月ぶりの3日続伸となった。米商務省が発表した第4四半期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み、年率)改定値は前期比1%増と、速報値の0.7%増から上方修正された。1月の米個人消費支出(PCE)は8カ月ぶりの大幅増加となった。PCE価格指数は伸び率が2014年10月以来の最大となった。

  中国の景気減速やユーロ圏および日本のインフレ低迷で米国の経済成長は押し下げられるリスクがあるとの懸念が広がっていたが、この日の統計内容はその懸念を緩和する一助となった。

  ステート・ストリート・グローバル・マーケッツの北米マクロ戦略責任者、リー・フェリッジ氏は「米金融政策当局の見通しと市場が織り込んでいる見通しは信じ難いほど一段とかい離しているようだ」と述べ、「ドルにとっては強材料だが、ボラティリティの高い通貨にとっては弱材料だ」と続けた。

  ニューヨーク時間午後5時現在、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.7%上昇して1231.01。昨年12月17日以来で最も上げた。

  ドルは対円で0.9%上昇して1ドル=114円。ドルは対ユーロで0.8%上昇して1ユーロ=1.0934ドル。

  米金融政策当局は入手する経済データを精査し、景気が追加利上げを受け入れられるかどうかを見極めようとしている。米国の政策金利は昨年12月、約10年ぶりに引き上げられた。

  トレーダーは年末までの追加利上げを53%織り込んでいる。昨年12月31日時点では93%が織り込まれていた。

  フランクリン・テンプルトンの債券担当シニアバイスプレジデント 兼ディレクター、ロジャー・ベイストン氏は「米金融政策当局が慎重なペースで短期金利を引き上げる軌道にあることが示される兆候はすべてドルにとって支援材料となろう」と述べ、GDP統計は「実際のところはおおむね熱過ぎず、寒過ぎずといった内容だが、リセッション懸念をもたらすほど寒くはなかった」と続けた。

原題:Dollar Climbs Most Since December as U.S. Growth Tops Forecast(抜粋)

(相場を更新し、第3段落と第7段落以降を追加します.)
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