第4四半期の米GDP:年率1%増に上方修正、在庫マイナス寄与が縮小

昨年10-12月(第4四半期)の米実質国内総 生産(GDP)改定値は、速報値から上方修正された。企業の在庫投資 の上方修正が反映された。

米商務省が26日発表した第4四半期の実質GDP(季節調整済み、 年率)改定値は前期比1%増と、速報値の0.7%増から上方修正され た。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は0.4%増だ った。7-9月(第3四半期)は2%増。

企業の在庫調整が進んでいないことから、今後製造業や設備投資が 一段と減速するリスクがある。

米調査会社IHSのチーフエコノミスト、ナリマン・ベーラベシュ 氏は「この在庫の修正には驚かされる。経済の足を引っ張り続けてい る」とし、「在庫による足かせが1-3月(第1四半期)も続いた場合 は、その余波で同四半期はやや減速する可能性がある。ファンダメンタ ルズはなお非常に堅調だが、短期的な不安定要素は間違いなく存在す る」と続けた。

改定値では在庫投資は817億ドル(前期855億ドル)で、速報の686 億ドル増から上方修正された。この結果、GDPへの寄与度はマイナ ス0.14ポイントと、速報値のマイナス0.45ポイントからマイナス幅 が0.31ポイント縮小した。

純輸出の寄与度はマイナス0.25ポイントで、速報値のマイナス0.47 ポイントからマイナス幅が0.22ポイント縮まった。

在庫と貿易を除く国内最終需要は1.4%増と、速報値の1.6%増から 下方修正された。

一方、経済全体の約7割を占める個人消費は2%増と、速報値 (2.2%増)から下方修正された。この結果、GDP寄与度は1.38ポイ ントと、速報の1.46ポイントから下方修正された。

統計の詳細はをご覧ください。

原題:U.S. Growth Revised Higher on Upward Adjustment to Inventories(抜粋)

--取材協力:Chris Middleton.

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