ドイツ:2月インフレ率、マイナス0.2%-仏・スペインでも物価下落

  • 3カ国のインフレ率はいずれも市場予想に届かず
  • 2月のユーロ圏インフレ率は29日公表される

ドイツとフランス、スペインの2月のインフレ率はそれぞれ、市場予想を下回った。ユーロ圏のインフレが想定を上回るペースで鈍化している状況が示唆され、欧州中央銀行(ECB)が3月に刺激策を拡大する根拠が強まった。

  独連邦統計局が26日発表した2月の独消費者物価指数(CPI)は欧州連合(EU)基準で前年同月比0.2%低下。ブルームバーグがまとめたアナリスト調査では変わらずが見込まれていた。フランスではマイナス0.1%と、プラス0.1%の予想に反して物価が低下、スペインではマイナス0.9%と、予想されたマイナス0.6%を上回る落ち込みとなった。

  原油安や世界経済への懸念を背景に、ECBは3月10日の定例政策委員会で金融政策を見直し、一段の緩和を決定する可能性がある。ユーロ圏のインフレ率はこれでもう3年近く、ECBが目安とする2%弱を下回っている。29日公表される2月の域内インフレ率はゼロに低下する公算が大きい。

  ナティクシスのエコノミスト、ヨハネス・ガレイス氏(フランクフルト在勤)は「域内全体のインフレ低下は予想以上に激しいかもしれない」とし、「経済データはECBに明確なメッセージを送っており、今残っている疑問はどれだけ大胆な行動が打ち出されるかだ」と語った。

  ユーロの対ドル相場はドイツのインフレ統計発表後に下落。フランクフルト時間午後2時26分現在、前日比0.1%安の1ユーロ=1.1012ドルで取引されている。

原題:Euro-Area Disappointments Mount as Inflation Rates Slip Back (3)(抜粋)

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