億万長者の花形バンカー、もはや不要-英RBSのデービーズ会長

  • 報酬100万ユーロ超の行員は昨年121人と前年の131人から減少
  • マキューアンCEOの報酬は2倍強に増加-通期赤字でも

英銀ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)のハワード・デービーズ会長は、投資銀行部門で法外に高い報酬を受け取る花形バンカーを、同行はもはや求めていないと述べた。RBSは2015年報酬が100万ユーロ(約1億2450万円)超の億万長者バンカーを前年から減らしたほか、全行のボーナス準備金の総額も減らした。15年は8年連続の通期赤字だった。

  デービーズ会長は26日記者団との電話会議で、「合併・買収(M&A)関連業務で巨額の収入をもたらすトップバンカーをシティー(金融街)中から集めようとは思わない。当行はもう、そういう事業を行っていない」と述べた。一方で「清貧のアプローチを取って優秀な人材がいなくなることも避けたい」と付け加えた。

  年次報告書によると、15年報酬が100万ユーロ超だった行員は121人と、前年の131人から減った。ボーナス総額は11%減の3億7300万ポンド(約590億円)。

  デービーズ会長のコメントにもかかわらず、15年報酬が600万ユーロと500万ユーロを超えた行員がそれぞれ1人ずついた。マキューアン最高経営責任者(CEO)の報酬は前年の2倍余りの約380万ポンドで、これは昨年末時点での換算で510万ユーロ相当。最高報酬を受け取った人物が誰かを質問する取材に対し、同行の関係者からこれまでに返答はない。

原題:RBS Shunning ‘Rainmakers’ as Bonus Pool, Millionaires Fall (1)(抜粋)

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