アジア・太平洋株式サマリー:上海総合が反発-香港、インドも上げる

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下の通り。

【中国・香港株式市況】
  
  26日の中国株式市場で、上海総合指数が反発。中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁が景気刺激に向けさらなる緩和余地があると述べたことを受け、前日の急落から持ち直した。

  上海総合指数は前日比1%高の2767.21で引けた。エネルギー銘柄が上げの中心。前日は6.4%安だった。

  CSI300指数も前日比1%高で終了。エネルギーと素材株の指数が共に2.9%以上の値上がりとなり、全10業種で上昇が目立った。石炭株がエネルギー銘柄の上げを主導し、エン州煤業(600188 CH)と山西潞安環保能源開発(601699 CH)がいずれも値幅制限いっぱいの10%高。来週開幕する全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で、過剰生産能力の抑制に向けた施策が議論されるとの観測が広がった。鞍鋼軋鋼(000898 CH)は3.9%高。

  華西証券の魏瑋アナリスト(上海在勤)は、「周総裁の発言が市場の懸念を若干和らげた。全体的な流動性環境は引き続き緩くなりそうだ」と分析。「投資家心理は不安定のようで、株式市場が直ちに安定化する公算は小さい。変動が大きい相場になるだろう」と説明した。

  香港市場では、中国本土株で構成されるハンセン中国企業株(H株)指数が前日比2.1%高と4日ぶりの上昇で引けた。ハンセン指数は同2.5%高で終了、15日以来の大幅高だった。

(上海総合指数のグラフ:SHCOMP <Index> GP YTD)
(ハンセン指数のグラフ: HSI <INDEX> GPO)

【インド株式市況】

  26日のインド株式相場は4日ぶりに上昇。景気敏感銘柄の上げが目立った。指標のS&P・BSEセンセックスは今月に入って3度目の週間ベース値下がりとなり、売られ過ぎとの見方が広がった。

  アクシス銀行とインドステイト銀行は共に約1週間ぶりの大幅高。世界最大の石炭会社コール・インディアと、エンジニアリング会社ラーセン・アンド・トゥブロが大きく買われた。ヒンダルコ・インダストリーズとベダンタが買われ、金属株指数は続伸となった。

  センセックスは前日比0.8%高の23154.30で取引を終了。新興資産を敬遠する動きで海外勢によるインド株売買動向は年初来で25億ドルの売り越しとなっている。同指数は月間ベースでは約4年ぶりの大幅安となりそうだ。最近の値下がりで構成銘柄のバリュエーション(株価評価)は2014年5月以来の低水準近くに下がっている。

(S&P・BSEセンセックスの動向: SENSEX <Index> GPO D)

【オーストラリア株式市況】

  S&P/ASX200指数は前日比1.22ポイント安の4879.96。

(S&P/ASX200指数のグラフ: AS51 <INDEX> GP)

【韓国株式市況】

  韓国総合株価指数は前日比0.1%高の1920.16。

(韓国総合株価指数の日中価格グラフ: KOSPI <INDEX> GIP)

【台湾株式市況】

  加権指数は前日比0.5%高の8411.16。

(台湾加権指数のグラフ: TWSE <INDEX> GP D)

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