任天堂:今期純利益予想を半減、170億円に-円高、3DS不振響く

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  • 為替差損で200億円の営業外損失、営業利益予想は34%減
  • 苦戦した年末商戦の流れを1月以降も変えられず-アナリスト

任天堂は26日、今期(2016年3月期)の連結純利益見通しを従来予想から半減となる170億円に下方修正した。為替が円高に推移していることや、携帯型ゲーム機「3DS」の販売不振が年明け以降も続いていることが原因。

  営業利益予想については330億円(従来500億円)、売上高も5000億円(同5700億円)に引き下げた。円高を受け、営業外損益で為替差損が約200億円発生する見込み。2月以降の前提レートは従来の1ドル=120円から115円に修正した。

  3DSのハードの販売目標は660万台(同760万台)、ソフトは4700万本(同5600万本)に引き下げた。年間配当については150円に据え置いた。

  任天堂は3DSが発売から6期目となり、販売台数が減少傾向にある。据え置き型ゲーム機「WiiU(ウィー・ユー)」もソニーの「プレイステーション(PS)4」などとの競争で苦戦している。同社は新たな収益源として、次世代ゲーム機「NX」やスマートフォンゲームを開発しているが収益化は来期以降になる。

  岩井コスモ証券の川崎朝映アナリストは3DSの不振について、ヒットタイトルを欠いて苦戦した年末商戦の流れを1月以降も変えることができなかったと分析した。またNXの来期以降の発売を控え、「3DSとWiiUは成長が期待できない」と述べた。

(第3段落以降にアナリストコメントなどを追加しました.)
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