【個別銘柄】経営統合の十八銀が急騰、シャープ続落、日立キャピ高い

更新日時

26日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  十八銀行(8396):前日比11%高の255円。ふくおかフィナンシャルグループ(8354)と2017年4月をめどに経営統合することで基本合意したと26日午前に発表した。ふくおかFが十八銀を株式交換で完全子会社化。株式交換比率は経営統合の最終契約締結までに決定する。両社の経営統合については、同日付の日本経済新聞朝刊が報じており、横浜銀行と東日本銀行が統合して4月に設立するコンコルディア・フィナンシャルグループを抜き地銀首位の銀行グループになるという。

  シャープ(6753):11%安の132円。台湾の鴻海精密工業は25日夜、シャープが24日朝に送付した「新たな重大情報」について精査する必要があるとして買収の正式契約を延期すると発表した。25日の米紙ウォールストリート・ジャーナルによると、鴻海は24日に約3500億円相当の「偶発債務」の一覧をシャープから受け取った、と事情に詳しい関係者を引用して報じた。

  日立キャピタル(8586):7.1%高の2410円。ゴールドマン・サックス証券は25日付で投資判断を「中立」から「買い」に引き上げた。同証の金融カバレッジ中、最も海外からの利益貢献度合いが高い企業であり、今期から始まる新中期経営計画でのROE向上計画発表が期待されるとした。新しい目標株価は3100円。

  SUMCO(3436):3.7%安の707円。SMBC日興証券は25日付で投資判断を「2(中立)」から「3(アンダーパフォーム)」、目標株価を1100円から700円に引き下げた。300ミリエピタキシャルウエハーの製品価格が足元で下落、為替感応度が高いだけに、円高基調転換が短期業績に与えるネガティブな影響が大きいと分析。2016年12月期業績の大幅減益、減配は避けられないとし、同期営業利益予想を335億円から前期比37%減の185億円、17年12月期は420億円から250億円に減額した。

  日立工機(6581):5.4%安の704円。16年3月期の連結営業利益予想を70億円から前期比69%減の20億円に下方修正する、と25日に発表。国内とロシア事業が低調なほか、第3四半期以降は中国や豪州、タイ、中東地域の減速で売り上げが減少。費用面ではアイルランド工場閉鎖に伴う損失などが響き純利益予想も49億円から同86%減の5億円に減額した。

  ジャパンディスプレイ(6740):7.9%高の231円。国内の有機ELメーカー、JOLEDを買収する方向で交渉に入ったと26日付の読売新聞朝刊が報道。16年度中の統合を目指すという。Jディスプはシャープの液晶部門との統合を検討してきたが、シャープが鴻海の下で再建することになり、方針を転換したとしている。

  パナソニック(6752):2%高の946.4円。未定としていた期末配当予想を14円に変更する、と25日に発表。年間配当は24円と前期実績18円から6円増配となる。

  SMK(6798):3.5%高の537円。発行済み株式総数の2.85%、金額にして11億円を上限に自己株を取得する、と25日に発表。期間は26日から5月31日まで。

  中村超硬(6166):3.6%高の4550円。16年3月期の期末配当予想をゼロから10円に引き上げると25日に発表した。いちよし経済研究所は25日付で投資判断「A」、フェアバリューを6000円で新規に調査を開始した。同社の主力製品である太陽電池ウエハー切断用ダイヤモンドワイヤの需要拡大が続いていると指摘。今後も世界的に太陽電池需要の着実な増加が見込まれる中、ダイヤモンドワイヤを使う固定砥粒方式の占める割合は10%程度と低く、ダイヤモンドワイヤの潜在市場は大きいと分析した。

  アクロディア(3823):80円(31%)高の339円でストップ高。ビジュアル系ロックバンド「己龍」が登場する時代劇恋愛シミュレーションゲーム「恋スル龍神サマ」の配信を開始する、と25日に発表。正式配信に先立ち、3月1日から事前登録を開始する。

  モリト(9837):3.3%高の810円。発行済み株式総数の1.72%、金額で5億円を上限に自己株を取得する、と25日に発表。期間は3月1日から6月30日まで。

  ゲンキー(2772):9.7%高の3140円。2月度の売上高速報は前年同月比19.2%増だったと25日に発表。花粉、インフルエンザ関連商品としてかぜ薬や鼻炎薬、マスク、冷却シートが好調だったほか、気温が平年より下がり、カイロなど防寒商材、スキンケア商材も伸びた。

  ラ・アトレ(8885):13%高の609円。発行済み株式総数の2.4%、金額で7000万円を上限に自己株を取得する、と25日に発表。期間は26日から4月28日まで。

  セブン工業(7896):30円(32%)高の123円でストップ高。未定としていた16年3月期の期末配当予想を2円に変更すると25日に発表。

  ラクーン(3031):9.8%高の574円。16年4月期の期末配当予想を3円から4.5円に引き上げると25日に発表した。年間配当は4.5円と前期実績2.27円から増配となる。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE